はやし‐らざん【林羅山】
[1583〜1657]江戸初期の儒学者。幕府儒官林家の祖。京都の人。名は忠・信勝。法号、道春。朱子学を藤原惺窩(ふじわらせいか)に学び、徳川家康から家綱まで4代の将軍に侍講として仕えた。上野忍岡...
はら‐かずお【原一男】
[1945〜 ]映画監督。山口の生まれ。本姓、小林。異色のドキュメンタリー映画で国内外から評価を受ける。代表作「さようならCP(シーピー)」「極私的エロス・恋歌1974」「ゆきゆきて、神軍」、晩...
はら‐かつろう【原勝郎】
[1871〜1924]歴史学者。岩手の生まれ。京大教授。日本中世史研究の開拓者で、鎌倉時代から戦国時代を中世として区分したことで知られる。西洋近現代史研究にも力を注いだ。著作に「日本中世史」「東...
はらだ‐かい【原田甲斐】
[1619〜1671]江戸前期の仙台藩士。名は宗輔(むねすけ)。伊達安芸宗重との争いから、大老酒井忠清邸で宗重を斬(き)り、みずからも斬られた。伊達騒動の中心人物として、歌舞伎・浄瑠璃に登場する。
ハーバー【Fritz Haber】
[1868〜1934]ドイツの化学者。空中の窒素と水素とからアンモニアを合成する方法を開発し、ボッシュとともに工業化に成功。1918年ノーベル化学賞受賞。
ハーベー【William Harvey】
[1578〜1657]英国の医師。動物の解剖や実験を行い、血液循環の理論を解明して、近代生理学の基盤を築いた。晩年は胎生学を研究し、動物は卵から発生すると主張。
ばしょう【芭蕉】
⇒松尾芭蕉(まつおばしょう)
山本健吉による
の評論。昭和30年(1955)から昭和31年(1956)にかけて「その鑑賞と批評」「奥の細道まで」「終焉まで」の全3部を刊行。著者は本作の功績な...
バタイユ【Georges Bataille】
[1897〜1962]フランスの思想家・小説家。無神論の立場から人間の至高の在り方を追求、第二次大戦前後から神秘的傾向を深め現代文明への根元的批判を展開した。著「無神学大全」「眼球譚」など。
バトゥ【Bat】
[1207〜1255]キプチャク‐ハン国の祖。チンギス=ハンの孫。父ジュチの死後、所領を継承。1236年から1242年まで西征軍を率いてヨーロッパを脅かし、ロシア全土を平定、ボルガ川下流のサライ...
バドリオ【Pietro Badoglio】
[1871〜1956]イタリアの軍人。1925年から1940年にかけて陸軍参謀総長を務めたが、ムッソリーニと対立して辞任した。ムッソリーニ失脚後の1943年に首相となり、連合国と休戦、対独宣戦。...