ベーベル【August Bebel】
[1840〜1913]ドイツの社会主義者。1869年社会民主労働者党を創立、のち、ラッサール派と合同して社会主義労働者党(のちの社会民主党)を創立。著「婦人論」「わが生涯から」。
ペリオ【Paul Pelliot】
[1878〜1945]フランスの東洋学者。1906〜1909年、中央アジアを踏査、敦煌(とんこう)の千仏洞から多数の文書・遺物を発見。著「敦煌千仏洞」。
ほう‐じ【褒姒】
中国、周の幽王の后。褒の国の人が献じたところからの名。幽王はなかなか笑わない后を笑わせるために平時にたびたび烽火(のろし)を上げて諸侯を参集させた。のちに、申侯が犬戎(けんじゅう)とともに周を攻...
ほうじょう‐ときより【北条時頼】
[1227〜1263]鎌倉幕府第5代執権。在職1246〜1256。泰時の孫。法名、道崇。豪族三浦一族を滅ぼし、執権北条氏の権力を確立。執権を辞してから出家。禅を信仰し、中国宋より蘭渓道隆を招き、...
ほうじょう‐まさこ【北条政子】
[1157〜1225]源頼朝の正室。頼家・実朝の母。時政の長女。頼朝の死後尼となり、初め頼家、のち実朝を将軍としてその後見となった。実朝暗殺後は京都から九条頼経を4代将軍に迎え、執権政治を確立...
ほうぼくし【抱朴子】
葛洪(かっこう)の号。 道教の教説書。内・外篇8巻72篇。の著書。317年ごろ成立。神仙思想に道家の説や修行法を加えてまとめた内篇と、儒家の立場から政治・社会などを述べた外篇から成る。
ほそかわ‐もりひろ【細川護煕】
[1938〜 ]政治家。東京の生まれ。旧熊本藩主細川家当主。新聞記者を経て昭和46年(1971)自民党から参議院議員に。同58年、熊本県知事。平成4年(1992)日本新党を結成し参院選に当選。翌...
ほそかわ‐ゆうさい【細川幽斎】
[1534〜1610]安土桃山時代の武将・歌人。名は藤孝。足利義晴・義輝・義昭に仕え、のち織田信長・豊臣秀吉・徳川家康に重用された。歌人としても有名で、三条西実枝から古今伝授を受けた。著「衆妙集...
ほづみ‐やつか【穂積八束】
[1860〜1912]法学者。愛媛の生まれ。陳重(のぶしげ)の弟。東大教授。君権絶対主義の立場から民法の実施に反対。また、美濃部達吉の天皇機関説を攻撃。著「憲法大意」など。
ホフマン【August Wilhelm von Hofmann】
[1818〜1892]ドイツの有機化学者。コールタールからアニリンを発見するなど、タール染料工業の基礎を築いた。また、アリル化合物やホルムアルデヒドなどの研究でも業績をあげた。