ヒッパルコス【Hipparchos】
[前190ころ〜前125ころ]古代ギリシャの天文学者。天体観測を行い、月や太陽までの距離を算出。星表を作成し、それ以前の観測と比較して歳差を発見。後世の天文学の基礎を築いた。
ヒポクラテス【Hippokratēs】
[前460ころ〜前375ころ]古代ギリシャの医師。迷信や呪術を排して臨床の観察と経験を重んじ、科学的医学の基礎を築いた。医師の倫理についても論じ、医学の父と称される。所説は「ヒポクラテス全集」に...
ヒューム【David Hume】
[1711〜1776]英国の哲学者・歴史家。ロック・バークリーとともにイギリス古典経験論を代表する。精神的実体や因果関係の客観性を否定。懐疑論の立場をとった。著「人性論」「英国史」など。
ビュデ【Guillaume Budé】
[1468〜1540]フランスの人文学者。古代ギリシャ研究を再興したほか、高等教育機関の創立を国王フランソワ1世に進言し、コレージュ‐ド‐フランスの基礎を築いた。著「ギリシャ語注釈」。
ピタゴラス【Pythagoras】
[前570ころ〜前496ころ]古代ギリシャの哲学者・数学者・宗教家。教団を組織し、霊魂の不滅、輪廻(りんね)、死後の応報を信じ、魂を鎮める音楽と、永遠不変の真理を教える数学を重視。万物は数の関係...
ピュロン【Pyrrhōn】
[前360ころ〜前270ころ]古代ギリシャの哲学者。懐疑派の祖。人間の生活理想は心を乱されない静けさ(アタラクシア)にあり、そのためにはあらゆる真偽善悪の判断を中止(エポケー)しなければならない...
ピンダロス【Pindaros】
[前518ころ〜前438ころ]古代ギリシャの詩人。オリンピア祭など四大祭典の競技祝勝歌四十数編が伝存。
フィリップ【Philippe】
(2世)[1165〜1223]カペー朝第7代のフランス王。在位1180〜1223。ルイ7世の子。司法行政組織を改革して中央集権化を達成、カペー王朝の最盛期をつくった。第3回十字軍に参加。また、...
フィリッポス【Philippos】
(2世)[前382〜前336]マケドニア王。在位、前359〜前336。アレクサンドロス大王の父。前338年、ボイオティア北西部のカイロネイアにおける戦いでギリシャ連合軍を破って全ギリシャを統一。...
フィロン【Philōn】
[前20ころ〜50ころ]アレクサンドリアのユダヤ人哲学者。ユダヤ思想とギリシャ哲学との融合を図った。アレクサンドリアのフィロン。