くまざわ‐ばんざん【熊沢蕃山】
[1619〜1691]江戸前期の儒学者。山城の人。名は伯継。字(あざな)は了介(りょうかい)。別号、息游軒。中江藤樹に陽明学を学び、岡山藩主池田光政に仕えた。晩年、政治批判で幕府に疎まれ、幽囚中...
くましろ‐たつみ【神代辰巳】
[1927〜1995]映画監督。佐賀の生まれ。成人映画において、性を描きながらも、男女間のやるせない情感をコミカルなタッチも交えつつ表現した。のちには一般映画も手がけた。代表作「赫(あか)い髪の...
くまの‐でんざぶろう【熊野伝三郎】
江戸後期の大道商人。熊皮の袖無しを着て、熊の脂から作ったという膏薬を売った。生没年未詳。
くまらじゅう【鳩摩羅什】
《(梵)Kumārajīva》[344〜413]中国、六朝(りくちょう)時代の仏典の翻訳家。中央アジア亀玆(きじ)国の僧。父はインド人、母は亀玆国王の妹。前秦の亀玆攻略後、長安に迎えられ、訳経に...
くまわかまる【阿若丸】
熊王丸(くまおうまる)の異称。
くまわかまる【阿新丸】
[?〜1363]日野資朝(すけとも)の子。名は邦光。13歳のとき佐渡に渡り、父の仇敵である佐渡守護本間入道泰宣を討とうとしたが果たさず、子の本間三郎を討った。のち、南朝に仕えた。
くむら‐きょうたい【久村暁台】
⇒加藤暁台(かとうきょうたい)
くめ‐あい【久米愛】
[1911〜1976]弁護士。大阪の生まれ。昭和15年(1940)三淵嘉子らとともに女性初の弁護士となる。昭和25年(1950)には日本婦人法律家協会を設立し、会長に就任。後年は日本政府の代表と...
くめ‐くにたけ【久米邦武】
[1839〜1931]歴史学者。佐賀の生まれ。岩倉具視に従って欧米を視察。古代史の科学的研究に努めた。論文「神道は祭天の古俗」が神道家から攻撃されて東大教授を辞職。著「米欧回覧実記」「古文書学講...
くめ‐けいいちろう【久米桂一郎】
[1866〜1934]洋画家。佐賀の生まれ。フランスに渡り、黒田清輝とともにラファエル=コランに師事。帰国後、天真道場を興し、白馬会創立に参加、明るい外光派的画風で活躍。教育家・美術行政家として...