あさやま‐にちじょう【朝山日乗】
⇒日乗(にちじょう)
いせ‐さだたけ【伊勢貞丈】
[1718〜1784]江戸中期の有職(ゆうそく)故実家。江戸の人。号、安斎。家学の伊勢流を継ぎ、武家の故実を大成。著「貞丈雑記」「安斎随筆」など。いせていじょう。
いのうえ‐はりまのじょう【井上播磨掾】
[?〜1674?]江戸初期の古浄瑠璃の太夫。京都の人。通称、市郎兵衛。後年、大坂で操り芝居を興行。豪快な曲を得意とし、愁嘆場にもすぐれ、その語り口は義太夫節に影響を与えた。
うじ‐かがのじょう【宇治加賀掾】
[1635〜1711]江戸前期の古浄瑠璃最後の名人。紀伊の人。前名、宇治嘉太夫(かだゆう)。京都を中心に活躍。古浄瑠璃と義太夫節の橋渡しの役割を果たした。
うたざわ‐やまとのだいじょう【歌沢大和大掾】
[1797〜1857]歌沢節の創始者。江戸の人。本名、笹本彦太郎。号、笹丸。安政4年(1857)嵯峨(さが)御所から掾号を受けて一流を樹立。
えじょう【懐奘】
⇒孤雲懐奘(こうんえじょう)
えびな‐だんじょう【海老名弾正】
[1856〜1937]宗教家・教育家。福岡の人。東京、本郷教会の牧師。のち、同志社大学総長。著「基督(キリスト)教十講」「帝国之新生命」など。
おおた‐きんじょう【太田錦城】
[1765〜1825]江戸後期の儒学者。加賀の人。名は元貞。姓は「大田」とも。門弟に教えながら独学し、折衷学派を大成。晩年、加賀前田侯に出仕。著「論語大疏」「九経談」など。
かんぜ‐てつのじょう【観世銕之丞】
能楽のシテ方観世流宗家の分家の芸名。14世宗家清親(きよちか)の次男、織部清尚に始まる。代々名手が輩出、5世(紅雪)・6世(華雪)は近代の名人。
ぎじょう【義浄】
[635〜713]中国、唐代の僧。斉州(山東省)の人。玄奘(げんじょう)を慕ってインドに行き、帰国後「華厳経」などを漢訳し、三蔵の号を賜った。著「大唐西域求法高僧伝」「大唐南海寄帰内法伝」など。