アクサーコフ【Sergey Timofeevich Aksakov】
[1791〜1859]ロシアの小説家。貴族の出身。故郷の自然や人々の暮らしを徹底した写実により描いた。作「家族の歴史」「孫バグローフの幼年時代」など。
ウィッテ【Sergey Yul'evich Vitte】
[1849〜1915]ロシアの政治家。1892年蔵相となり、鉄道建設、信用制度の整備などの近代化政策をとる。のち、首相として政治的自由化により革命の回避に尽力。日露戦争終結のためのポーツマス講和...
エイゼンシュテイン【Sergey Mikhaylovich Eyzenshteyn】
[1898〜1948]ソ連の映画監督。モンタージュ理論などの提唱と実践を通じて、世界の映画界に大きな影響を与えた。代表作は「戦艦ポチョムキン」「イワン雷帝」など。
エセーニン【Sergey Aleksandrovich Esenin】
[1895〜1925]ソ連の詩人。農村の出身で、ロシアの自然への愛情をこめた抒情詩を作った。社会主義革命を支持したが、心理的破綻から自殺。作「ラドウニツァ」「酒場のモスクワ」など。
キーロフ【Sergey Mironovich Kirov】
[1886〜1934]ロシアの革命家・政治家。シベリアやカフカスで活動後、十月革命を指導。1923年共産党中央委員となり、昇進を重ねスターリンに並ぶ人物と評されたが、1934年12月に暗殺された。
せりざわ‐けいすけ【芹沢銈介】
[1895〜1984]染色工芸家。静岡の生まれ。柳宗悦(やなぎむねよし)らの民芸運動に加わり、沖縄の紅型(びんがた)を研究して、型絵染めを創始。また、版画・装丁・家具設計など多方面にわたって活躍。
せりざわ‐こうじろう【芹沢光治良】
[1897〜1993]小説家。静岡の生まれ。ヒューマニズムと明るい文体をそなえた作風で知られた。作「巴里に死す」「人間の運命」など。
セリーヌ【Louis-Ferdinand Céline】
[1894〜1961]フランスの小説家。第一次大戦後、世界の悪意と人間の悲惨を描いた作品で物議をかもす。のち、反ユダヤ主義の著作を発表し、第二次大戦後に戦犯の罪に問われた。作「夜の果てへの旅」「...
ネチャーエフ【Sergey Gennadievich Nechaev】
[1847〜1882]ロシアの革命家。学生運動を指導して亡命し、亡命中にバクーニンとともに檄文「革命家の教理問答」を発表した。帰国後、批判的なメンバーをリンチ殺人し亡命。1872年逮捕・送還され...
プロコフィエフ【Sergey Sergeevich Prokof'ev】
[1891〜1953]ソ連の作曲家・ピアノ奏者・指揮者。ロシア革命後アメリカへ亡命、のち帰国。大衆性をもつ曲が多い。作品に、音楽物語「ピーターと狼」、オペラ「戦争と平和」など。