とうのべ‐かおる【東野辺薫】
[1902〜1962]小説家。福島の生まれ。本名、野辺慎一。郷里で中学校・高校の教師を務める。福島県文学会会長。「和紙」で芥川賞受賞。他に「国土」「栄雅堂」など。
とうはた‐せいいち【東畑精一】
[1899〜1983]農業経済学者。三重の生まれ。東大教授。日本の資本主義や農業問題を研究。第二次大戦後は農業総合研究所所長・アジア経済研究所所長などを歴任。文化勲章受章。著「日本農業の展開過程...
とうば【東坡】
中国宋代の文人、蘇軾(そしょく)の号。
とう‐ひつぶ【董必武】
[1886〜1975]中国の政治家。湖北省出身。1921年中国共産党の創立に湖北省代表として参加。長征に参加し、第二次国共合作期には、共産党代表として周恩来らと武漢・重慶に駐在した。中華人民共和...
とうふく‐もんいん【東福門院】
[1607〜1678]後水尾天皇の中宮。徳川秀忠の娘。名は和子。徳川幕府の朝廷対策により、14歳で入内。明正天皇の母。
とうぼう‐さく【東方朔】
[前154ころ〜前93ころ]中国、前漢の文人。平原厭次(山東省)の人。字(あざな)は曼倩(まんせい)。武帝に仕えたが、巧みなユーモアと奇行により道化的存在だった。西王母の桃を盗んで食べ長寿を得...
とうまつ‐しょうめい【東松照明】
[1930〜2012]写真家。愛知の生まれ。本名、照明(てるあき)。社会派として、迫力のある表現で日本の戦後史を記録した。写真集「太陽の鉛筆」で芸術選奨文部大臣賞、日本写真家協会年度賞を受賞。他...
とう‐やしゅう【東野州】
⇒東常縁(とうつねより)
とうやま‐みつる【頭山満】
[1855〜1944]国家主義者。福岡の生まれ。萩の乱で一時入獄。自由民権運動に参加後、国家主義に転じ、玄洋社を創立。強硬外交と大陸進出を唱え、在野で右翼の中心人物として活躍。
とうらい‐さんな【唐来参和】
[1744?〜1810]江戸後期の狂歌師・戯作者。姓は加藤。別号、質草少々など。通称、和泉屋源蔵。武士の出身で、狂歌は四方赤良(よものあから)の門下。洒落本「和唐珍解」、黄表紙「莫切自根金生木(...