みやざわ‐けんじ【宮沢賢治】
[1896〜1933]詩人・童話作家。岩手の生まれ。法華経に傾倒し、農学校教師・農業技師として農民生活の向上に尽くすかたわら、東北地方の自然と生活を題材に、詩や童話を書いた。詩集「春と修羅」、童...
みやざわ‐としよし【宮沢俊義】
[1899〜1976]憲法学者。長野の生まれ。東大教授。自由主義的、合理主義的立場に立つ憲法理論で知られた。著「憲法」「日本国憲法」など。
みや‐しゅうじ【宮柊二】
[1912〜1986]歌人。新潟の生まれ。本名、肇。北原白秋に師事。清新な叙情を示す。歌誌「コスモス」を主宰。歌集「多く夜の歌」など。
みやたけ‐がいこつ【宮武外骨】
[1867〜1955]ジャーナリスト・文化史家。香川の生まれ。本名、亀四郎。大阪で「滑稽新聞」を発行、風俗史・政治裏面史で多数の著作を残した。東大の明治新聞雑誌文庫主任として同文庫の充実に尽力。...
みやはら‐あきお【宮原昭夫】
[1932〜 ]小説家。神奈川の生まれ。予備校・学習塾の講師を経たのち、創作の道に入る。「誰かが触った」で芥川賞受賞。社会性の高い作風で知られるが、ユーモア小説も手がける。他に「石のニンフ達」「...
みやはら‐きよし【宮原清】
[1882〜1963]実業家。長野の生まれ。慶大野球部の主将を経て、関西の実業界で活躍するかたわら全国選抜中等学校野球大会の選考委員長を務めた。昭和24年(1949)日本社会人野球協会(日本野球...
みやべ‐きんご【宮部金吾】
[1860〜1951]植物学者。江戸の生まれ。北大教授。北海道・千島・樺太(サハリン)の植物を調査・研究して、得撫(うるっぷ)・択捉(えとろふ)両島間に植物分布の境界線が引けることを発見、のち宮...
みやべ‐みゆき【宮部みゆき】
[1960〜 ]小説家。東京の生まれ。本姓、矢部。親しみやすい文体、身近な設定、巧みなストーリー展開で、推理・ミステリー・SF・時代小説など多彩な分野の作品を執筆。「理由」で直木賞、「模倣犯」で...
みやもと‐さぶろう【宮本三郎】
[1905〜1974]洋画家。石川の生まれ。戦争記録画にすぐれ、第二次大戦後は二紀会を結成。晩年は舞妓(まいこ)・裸婦などを描いた。
みやもと‐てる【宮本輝】
[1947〜 ]小説家。兵庫の生まれ。本名、正仁(まさひと)。広告代理店勤務ののち文筆活動に入る。「蛍川」で芥川賞受賞。エッセイストとしても人気が高い。他に「泥の河」「道頓堀川」「優駿」「人間の...