きっかわ‐もとはる【吉川元春】
[1530〜1586]戦国時代の武将。駿河守(するがのかみ)。毛利元就(もうりもとなり)の次男。従兄の吉川興経(おきつね)の養子。弟の小早川隆景(こばやかわたかかげ)とともに毛利氏の中国平定に尽...
きのした‐けいすけ【木下恵介】
[1912〜1998]映画監督。静岡の生まれ。本名、正吉。「花咲く港」で監督デビュー。庶民の生活や情感を温かなまなざしで描いた作品を多く残す。テレビでも情愛あふれたドラマを提供し人気を集めた。代...
きょ‐えん【許遠】
[709〜757]中国、唐代の武将。安史の乱のとき睢陽(すいよう)太守となり、安禄山の大軍の攻囲に屈せず戦ったが、捕らえられて殺された。
きよさわ‐きよし【清沢洌】
[1890〜1945]ジャーナリスト。長野の生まれ。米国留学ののち朝日新聞の記者などを経て、フリーの評論家となる。反軍国主義の立場に立ち、自由主義者として外交・政治評論に活躍。著作に「日本外交史...
きりゅう‐ゆうゆう【桐生悠々】
[1873〜1941]ジャーナリスト。石川の生まれ。本名、政次。信濃毎日新聞主筆として乃木希典(のぎまれすけ)の殉死や関東防空大演習を批判。軍の圧力を受けて職を追われた後は、個人誌「他山の石」を...
キーロフ【Sergey Mironovich Kirov】
[1886〜1934]ロシアの革命家・政治家。シベリアやカフカスで活動後、十月革命を指導。1923年共産党中央委員となり、昇進を重ねスターリンに並ぶ人物と評されたが、1934年12月に暗殺された。
ぎょ‐げんき【魚玄機】
[844ころ〜871ころ]中国、唐代末の女流詩人。長安の人。字(あざな)は蕙蘭(けいらん)・幼微。詩文の才能で有名になり、女道士となったが、召使いの女を殺して死刑になった。森鴎外の小説「魚玄機」...
クイビシェフ【Valerian Vladimirovich Kuybïshev】
[1888〜1935]ソ連の政治家。16歳から革命運動に加わり、十月革命後、共産党政治局員となり、国家計画委員会議長に就いたが、のち暗殺された。
くじょう‐みちいえ【九条道家】
[1193〜1252]鎌倉前期の公卿。兼実(かねざね)の孫。四男頼経を将軍として鎌倉に送り、また、公武協調策によって摂政・関白となり、権勢を得た。のち出家、不遇のうちに死去。日記「玉蘂(ぎょくず...
くすのき‐まさつら【楠木正行】
[1326〜1348]南北朝時代の武将。正成の長男。父の死後、河内守・摂津守となり、南朝軍として活躍。河内四条畷(しじょうなわて)で高師直(こうのもろなお)・師泰の軍に敗れて自害。小楠公。