ながた‐みきひこ【長田幹彦】
[1887〜1964]小説家。東京の生まれ。秀雄の弟。「明星」「スバル」に参加。小説「澪(みお)」「零落」で流行作家となった。また、「祇園小唄」などの歌謡曲の作詞者としても有名。
ながつか‐たかし【長塚節】
[1879〜1915]歌人・小説家。茨城の生まれ。正岡子規に師事、「アララギ」の代表的歌人となり、短歌・写生文を発表。長編小説「土」、歌集「鍼(はり)の如く」などがある。
ながぬま‐もりよし【長沼守敬】
[1857〜1942]彫刻家。岩手の生まれ。明治美術会の創設に参加。日本近代彫刻の基礎づくりに尽力した。
なが‐の‐おきまろ【長奥麻呂】
7世紀ころの万葉歌人。名は意吉麻呂・興麻呂とも書く。万葉集に短歌14首を残す。生没年未詳。
ながの‐おさみ【永野修身】
[1880〜1947]軍人。海軍大将・元帥。高知の生まれ。ロンドン軍縮会議首席代表・海相・連合艦隊司令長官・軍令部総長などを歴任。第二次大戦後、戦犯に指名され、裁判中に病没。
ながみち【長道】
[1633〜1685]江戸前期の刀工。会津の人。通称、藤四郎。初め三好道長と称したが、陸奥大掾(むつのだいじょう)を受領して三善長道と改名。
ながみつ【長光】
鎌倉中期から後期の刀工。備前の人。光忠の子。足利将軍の宝刀「大般若長光」ほか多くの名刀を作り、長船(おさふね)派の名声を確立。生没年未詳。
ながや‐おう【長屋王】
[684〜729]奈良前期の政治家。天武天皇の孫。高市皇子の子。聖武天皇のもとで左大臣となり、藤原氏を抑えて皇親政治を推進したが、讒言(ざんげん)により、自殺に追い込まれた。
ながよし【長吉】
室町後期の刀工。山城の人。刀身彫刻にすぐれ、槍も作った。生没年未詳。
ながよ‐せんさい【長与専斎】
[1838〜1902]医者。肥前の生まれ。緒方洪庵に師事。長崎でポンペに西洋医学を学び、のち長崎医学校長となる。岩倉遣欧使節に随行し、帰国後、文部省医務局長・東京医学校長を歴任し、衛生行政を確立。