たかす‐よしじろう【高須芳次郎】
[1880〜1948]評論家。大阪の生まれ。号、梅渓。明治文学史および水戸学の研究に業績を残した。著「東洋思想十六講」「日本現代文学十二講」など。
たかせ‐じゅんこ【高瀬隼子】
[1988〜 ]小説家。愛媛の生まれ。令和元年(2019)「犬のかたちをしているもの」ですばる文学賞を受賞して小説家デビュー。「おいしいごはんが食べられますように」で第167回芥川賞を受賞した。
たかた‐さなえ【高田早苗】
[1860〜1938]教育家・政治家。江戸の生まれ。大隈重信の東京専門学校(のちの早稲田大学)の創立に参画。同校で主に憲法学を講じ、のち総長。その間、衆議院議員当選6回。第二次大隈内閣では文相を...
たかた‐ひろあつ【高田博厚】
[1900〜1987]彫刻家。石川の生まれ。高村光太郎に師事し、渡仏してロマン=ロランやルオーなどと交遊。肖像彫刻をよくし、文筆にもすぐれた。
たかた‐みのる【高田実】
[1871〜1916]新派俳優。東京の生まれ。川上音二郎一座に入り、のち河合武雄・喜多村緑郎・井上正夫らと新派全盛時代を生み出し、「新派の団十郎」といわれた。
たかた‐やすま【高田保馬】
[1883〜1972]社会学者・経済学者。佐賀の生まれ。京大教授。人々の結合を重視する立場から社会関係を分析。唯物史観に次ぐ社会学史観を提起。著「社会学原理」「勢力論」など。
たかの‐いわさぶろう【高野岩三郎】
[1871〜1949]統計学者・社会問題研究家。長崎の生まれ。房太郎の弟。大原社会問題研究所所長。第二次大戦後は、日本社会党顧問・日本放送協会会長。
たかの‐すじゅう【高野素十】
[1893〜1976]俳人。茨城の生まれ。本名、与巳(よしみ)。高浜虚子に師事し、「ホトトギス」で活躍。句集「初鴉」「雪片」など。
たかの‐たつゆき【高野辰之】
[1876〜1947]国文学者。長野の生まれ。東京音楽学校・大正大学教授。上田万年に師事。歌謡・演劇史を研究。著「日本歌謡史」「日本歌謡集成」「日本演劇史」など。
たかの‐ふさたろう【高野房太郎】
[1869〜1904]労働運動家。長崎の生まれ。岩三郎の兄。渡米して職工義友会を組織。ゴンパーズの知己を得、AFL(米国労働総同盟)のオルグとして明治29年(1896)帰国。明治30年(1897...