しょうかどう‐しょうじょう【松花堂昭乗】
[1584〜1639]江戸初期の僧・書画家。和泉国堺の人。号、惺々翁・空識。松花堂は晩年の号。男山石清水八幡宮滝本坊の住職。真言密教を修め、阿闍梨(あじゃり)法印となる。書は寛永の三筆の一人で、...
しょうの‐じゅんぞう【庄野潤三】
[1921〜2009]小説家。大阪の生まれ。児童文学作家庄野英二の弟。「第三の新人」の一人。「プールサイド小景」で芥川賞受賞。家庭のささやかな日常を描き続ける。他に「静物」「夕べの雲」「絵合せ」...
ショーレム【Gershom Gerhard Scholem】
[1897〜1982]イスラエルの思想家。ドイツのベルリンに生まれる。ユダヤ神秘主義研究の第一人者。また、親友だったベンヤミンの書簡集を編纂(へんさん)したことでも知られる。著「ユダヤ神秘主義」など。
しろ【子路】
[前543〜前481]中国、春秋時代の人。孔門十哲の一人。魯(ろ)の人。姓は仲、名は由。武勇にすぐれ、孔子によく仕えたが、衛の内乱で殺された。季路。
しんりょう‐くん【信陵君】
[?〜前243]中国、戦国時代の貴族。名は無忌。魏(ぎ)の昭王の子。門下に食客3000人を集めたという。秦の侵入に対抗し、これを函谷関に討って勇名を広めたが、流言によって失脚し失意のうちに病死。...
ジェボンズ【William Stanley Jevons】
[1835〜1882]英国の経済学者。近代経済学の創設者の一人。古典学派を批判し、メンガー・ワルラスと並んで限界効用理論を確立した。景気循環に関する太陽黒点説でも有名。著「経済学の理論」「石炭問...
ジェームズ【James】
(William 〜)[1842〜1910]米国の哲学者・心理学者。
の兄。プラグマティズムの創始者の一人。ドイツ観念論に反対し、哲学の実用的価値を提唱。著「心理学原理」「プラグマティズム」「...
ジダーノフ【Andrey Aleksandrovich Zhdanov】
[1896〜1948]ソ連の政治家。スターリンの側近の一人で、共産党中央委員会書記としてイデオロギー・文化問題を担当、思想・文化界の統制政策を推進した。
じゃくれん【寂蓮】
[1139ころ〜1202]平安後期・鎌倉初期の歌人・僧。俗名、藤原定長。俊成の養子、のち出家。新古今集撰者の一人となったが、撰なかばで没。歌集に「寂蓮法師集」。
じゅういちや‐ぎさぶろう【十一谷義三郎】
[1897〜1937]小説家。兵庫の生まれ。「文芸時代」同人。新感覚派の一人。作「唐人お吉」「神風連」など。