かつ‐かいしゅう【勝海舟】
[1823〜1899]幕末・明治時代の政治家。江戸の人。名は義邦、のち安芳(やすよし)。通称、麟太郎。安房守(あわのかみ)。蘭学・兵学を学び、万延元年(1860)幕府使節とともに、咸臨丸(かんり...
かとう‐うまき【加藤美樹】
[1721〜1777]江戸中期の国学者・歌人。江戸の人。本姓は河津。号、静廼舎(しずのや)。名は宇万伎(うまき)とも書く。幕臣として務め、賀茂真淵(かものまぶち)に学んだ。弟子に上田秋成がいる。...
かわしま‐の‐みこ【川島皇子】
[657〜691]天智天皇の皇子。天武10年(681)忍壁(おさかべ)親王らとともに帝紀および上古諸事を編纂(へんさん)。懐風藻・万葉集に詩歌が残る。かわしまのおうじ。
かんぜ‐かせつ【観世華雪】
[1884〜1959]能楽師。シテ方観世流。東京の生まれ。本名、織雄(おりお)。分家の5世銕之丞(てつのじょう)(号、紅雪)の子で、6世を襲名。のち華雪と改名。義兄梅若万三郎らと梅若流を創立した...
がん‐しこ【顔師古】
[581〜645]中国、唐の学者。万年(陝西(せんせい)省)の人。名は籀(ちゅう)。顔之推(がんしすい)の孫。訓古の学や文章にすぐれ、「五経正義」の選定に参加し、また「漢書」に注解をつけた。
きょうごく‐たかつぐ【京極高次】
[1563〜1609]安土桃山・江戸初期の武将。妻は豊臣秀吉の側室淀君の妹。織田信長、のち豊臣秀吉に仕え、九州征伐などに従軍。近江(おうみ)大津城主。関ヶ原の戦いでは東軍につき、若狭小浜8万5千...
くうかい【空海】
[774〜835]平安初期の僧。真言宗の開祖。讃岐(さぬき)の人。俗姓、佐伯氏。諡号(しごう)、弘法大師。延暦23年(804)入唐、翌々年帰朝。高野山に金剛峰寺(こんごうぶじ)を建立し、東寺(教...
くつみ‐けっそん【久津見蕨村】
[1860〜1925]ジャーナリスト・思想家。江戸の生まれ。本名、息忠(やすただ)。自由主義思想家として知られ、「万朝報(よろずちょうほう)」などで評論活動を展開。著作に「自由思想」「無政府主義...
くぼた‐うつぼ【窪田空穂】
[1877〜1967]歌人・国文学者。長野の生まれ。本名、通治。早大教授。新詩社歌人として出発。万葉・古今・新古今の評釈などにすぐれた業績を残した。詩歌集「まひる野」、歌集「土を眺めて」「鏡葉」など。
くろいわ‐るいこう【黒岩涙香】
[1862〜1920]ジャーナリスト・翻訳家。高知の生まれ。名は周六。「万朝報(よろずちょうほう)」を創刊、主筆。「法廷の美人」「鉄仮面」「巌窟王(がんくつおう)」「噫(ああ)無情」などの翻訳・...