ユクスキュル【Jakob Johann Uexküll】
[1864〜1944]ドイツの理論生物学者。人間中心の見方を排し、動物には生活主体として知覚し働きかける固有の環境、環世界があると説き、行動生物学への道を開いた。
ゆめの‐きゅうさく【夢野久作】
[1889〜1936]小説家。福岡の生まれ。本名、杉山泰道。怪奇・幻想の世界を描いた。作「瓶詰地獄」「ドグラ‐マグラ」など。
ヨアキム‐デ‐フローリス【Joachim de Floris】
[1135ころ〜1202]イタリアの神秘思想家。シトー会修道士。世界の歴史を父・子・聖霊に対応する三つに区分、1260年に第三期が始まるとする千年王国思想を説いた。
よしい‐いさむ【吉井勇】
[1886〜1960]歌人・劇作家。東京の生まれ。「明星」「スバル」によって相聞歌などを発表、また、芸人の世界を描いた独自の市井(しせい)劇で知られる。歌集「酒ほがひ」「祇園歌集」「人間経」、戯...
ヨハネス【Johannes】
ローマ教皇の名。 (22世)[1245ころ〜1334]アビニョン時代の第196代教皇。在位1316〜1334。フランスの政策に同調してドイツの皇帝選挙に干渉。教皇庁の組織・財政再建に努めた。 ...
ライト【Frank Lloyd Wright】
[1867〜1959]米国の建築家。環境と一体化した有機的建築を提唱し、現代建築に大きな影響を与える。東京の帝国ホテル(現存しない)、兵庫の山邑(やまむら)邸など日本にも作品を残した。 [補説]...
ラ‐サール【Jean-Baptiste de La Salle】
[1651〜1719]フランスの司祭・教育者。1681年、世界最初の教員養成機関であるキリスト教学校修士会(ラサール会)を創立。近代学校教育の先駆者とされる。
ラシード‐アッディーン【Rashīd al-Dīn Faḍl Allāh】
[1247ころ〜1318]イル‐ハン国の政治家・歴史家。モンゴル族中心の世界史「集史」は、西アジア史研究の重要資料。
リウィウス【Titus Livius】
[前59〜17]古代ローマの歴史家。ローマ建国からアウグストゥスの世界統一までの編年体の歴史記述「ローマ建国史」全142巻(現存するのは35巻)を著した。
リヒター【Karl Richter】
[1926〜1981]ドイツの指揮者・オルガン奏者。ミュンヘン‐バッハ合唱団・管弦楽団を組織して世界的水準に育成し、バッハの演奏でひとつの典型を示した。