フィッシャー‐ディースカウ【Dietrich Fischer-Dieskau】
[1925〜2012]ドイツのバリトン歌手。20世紀を代表する声楽家として国際的に活躍。ドイツ歌曲を中心に数多くの録音を残した。中でもシューベルトの「冬の旅」は名唱とされる。
フェレイラ【Christovão Ferreira】
[1580〜1650]ポルトガルのイエズス会宣教師。日本名、沢野忠庵。慶長14年(1609)ごろ来日し、上方を中心に布教。迫害にあって棄教。宗門改めに協力。蘭学発展の基礎を築いた。著「顕偽録」「...
ふかだ‐ゆうすけ【深田祐介】
[1931〜2014]小説家・評論家。東京の生まれ。本名、雄輔(ゆうすけ)。航空会社に勤務し、長期にわたる海外生活を体験する。国際社会の中でカルチャーショックにさらされながら生きる日本人サラリー...
ふくだ‐とくぞう【福田徳三】
[1874〜1930]経済学者。東京の生まれ。東京商大教授。理論的にはマーシャルを中心とした新古典学派の立場にたち、社会政策における改良主義の原理確立に努めた。著「社会政策と階級闘争」「厚生経済...
ふじわら‐の‐きよすけ【藤原清輔】
[1104〜1177]平安後期の歌人・歌学者。顕輔(あきすけ)の子。六条家の中心人物で、俊成と並び称された。二条天皇の命で、「続詞花集」を撰。著「奥義抄」「袋草紙」、家集「清輔朝臣集」など。
ふじわら‐の‐もととし【藤原基俊】
[1060ころ〜1142]平安後期の歌人・歌学者。歌道では、伝統派の中心人物で、源俊頼と対立した。万葉集に次点(訓点)をつけた一人。藤原俊成の師。編著「新撰朗詠集」、家集「基俊集」など。
ブローデル【Fernand Braudel】
[1902〜1985]フランスの歴史学者。コレージュ‐ド‐フランス教授。フェーブルの後継者としてアナール学派の中心的存在となる。歴史的時間の重層性に注目し、時間の流れの構造を分析した。主著「フェ...
プロペルティウス【Sextus Propertius】
前1世紀ごろのローマの詩人。エレゲイアの完成者で、ラテン恋愛叙情詩人の代表者の一人。「詩集」4巻の中心をなす、キュンティアという女性への恋と失恋をうたった作品が有名。生没年未詳。
ヘットナー【Alfred Hettner】
[1859〜1941]ドイツの地理学者。地誌研究を地理学の中心に置くことを主唱。1913年来日の際、長野県の梓川下流で条痕のある花崗岩塊(いわゆるヘットナー石)を発見して氷堆石(ひょうたいせき)...
ヘロドトス【Hērodotos】
前5世紀の古代ギリシャの歴史家。小アジアの生まれ。オリエントを広く旅行し、その見聞に基づき、ペルシア戦争を中心にした「歴史」を著述、歴史の父とよばれる。ヘーロドトス。生没年未詳。