とう‐おう【湯王】
中国古代の殷(いん)王朝の創始者。成湯・武湯・武王ともよばれた。姓は子、名は履(り)といわれる。夏の桀(けつ)王を討ち、殷を建国、亳(はく)に都した。
とうごう‐せいじ【東郷青児】
[1897〜1978]洋画家。鹿児島の生まれ。本名、鉄春。未来派風の「パラソルさせる女」を第3回二科展に初出品し、二科賞を受賞。のち、二科会の中心的存在となり、会長を務める。甘美な色調と装飾性を...
とうざん‐りょうかい【洞山良价】
[807〜869]中国、唐代の僧。曹洞宗の祖。会稽(浙江(せっこう)省)の人。洞山(江西省)普利院に住して教化に努めた。弟子の曹山本寂(そうざんほんじゃく)がその禅風を高揚したので、二人の名から...
とうしろう【藤四郎】
鎌倉時代の陶工で瀬戸焼の祖とされる加藤四郎左衛門景正(かげまさ)の略称。藤四郎の名は代々継承され、12代を数える。
鎌倉時代の刀工、粟田口吉光の通称。
1 陶工、藤四郎の焼いた陶器。...
とうじん‐おきち【唐人お吉】
[1841〜1890]伊豆下田の船大工の娘。安政4年(1857)下田奉行所のはからいで、下田に滞在中のアメリカ総領事ハリスのもとに看護婦として送られたが、実際は妾であったという。のち自殺。
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とくいつ【徳一】
平安初期の法相(ほっそう)宗の僧。徳溢・得一とも書いた。藤原仲麻呂の子といわれる。東大寺に住んだのち東国に移り、筑波山に中禅寺、会津に慧日寺を開いて布教。法華一乗を唱える最澄と再三にわたって論争...
とくがわ‐いえつな【徳川家綱】
[1641〜1680]江戸幕府第4代将軍。在職1651〜1680。家光の長男。生来病弱のため、治政初期は保科正之・松平信綱らの老中が補佐し、後半は大老酒井忠清が実権を握った。
どうこう‐てい【道光帝】
[1782〜1850]中国、清の第8代皇帝。在位1820〜1850。名は旻寧(びんねい)。廟号(びょうごう)は宣宗。アヘン戦争に敗れ、欧米諸国に対して開国するに至った。
どうしょう【道生】
[?〜434]中国、東晋代の僧。廬山(ろざん)の慧遠(えおん)、さらに鳩摩羅什(くまらじゅう)に師事。頓悟成仏(とんごじょうぶつ)説を唱えた。
どうすい【道邃】
中国、唐代の天台宗の僧。長安の人。諡号(しごう)、興道尊者。六祖湛然(たんねん)門下で天台山を継ぎ、日本の最澄に法を授けた。生没年未詳。