グリューネワルト【Matthias Grünewald】
[1470ころ〜1528]ドイツの画家。ゴシックの伝統とルネサンスの新要素とが拮抗(きっこう)する、表現主義的な画風で知られる。作「イーゼンハイム祭壇画」など。グリューネバルト。
グリルパルツァー【Franz Grillparzer】
[1791〜1872]オーストリアの劇作家。ロマン主義の時代にあって、古典主義への復帰を理想とした。戯曲「サッフォー」「金羊毛皮」、小説「哀れな辻音楽師」など。
グリーン【Thomas Hill Green】
[1836〜1882]英国の哲学者。新ヘーゲル主義の立場から自我実現説を説いた。主著「倫理学序説」。
グレー【Thomas Gray】
[1716〜1771]英国の詩人。ロマン主義の先駆者。「墓畔の哀歌」は「新体詩抄」に訳出され、明治文学に影響を与えた。グレイ。
グロ【Antoine Jean Gros】
[1771〜1835]フランスの画家。ジャック=ダビッドに師事し、戦争画・歴史画・肖像画を制作。新古典主義の立場に立つが、ロマン派的傾向が強い。
グロティウス【Hugo Grotius】
[1583〜1645]オランダの法学者。国家や宗教の枠組みを超えた自然法的合理主義に基づく国際法を体系化し、自然法の父、国際法の祖とよばれる。著「戦争と平和の法」「自由海洋論」など。
グロテウォール【Otto Grotewohl】
[1894〜1964]ドイツの政治家。社会民主党員としてナチス時代は地下運動に従事。第二次大戦後、同党左派を率いて共産党と合同、社会主義統一党を結成してドイツ民主共和国(東ドイツ)成立とともに首...
グールモン【Remy de Gourmont】
[1858〜1915]フランスの評論家・小説家。象徴主義の理論家として知られる。評論「仮面の書」「文学散歩」など。
ケインズ【John Maynard Keynes】
[1883〜1946]英国の経済学者。有効需要論・乗数理論・流動性選好説を柱とする主著「雇傭・利子および貨幣の一般理論」により、失業と不況の原因を明らかにして完全雇用達成の理論を提示し、のちにケ...
ケストラー【Arthur Koestler】
[1905〜1983]英国の小説家・ジャーナリスト。ハンガリーの生まれ。スペイン抑留時代の経験をもとにした「スペインの遺言」、ソ連の全体主義を批判した「真昼の暗黒」ほか、多くの政治小説を書いた。...