マリノフスキー【Bronislaw Kasper Malinowski】
[1884〜1942]英国の文化人類学者。ポーランド生まれ。南太平洋トロブリアンド諸島での参与観察によって画期的な民族誌を著す。文化を統合体としてとらえ、機能主義の方向を開いた。著「西太平洋の遠...
マルクス【Karl Heinrich Marx】
[1818〜1883]ドイツの経済学者・哲学者・革命家。科学的社会主義の創始者。ヘーゲル左派として出発し、エンゲルスとともにドイツ古典哲学を批判的に摂取して弁証法的唯物論、史的唯物論の理論に到達...
マルコム‐エックス【Malcolm X】
[1925〜1965]米国の黒人解放運動指導者。強盗罪で服役し、獄中でブラックムスリムに入信、旧姓のリトル(Little)からエックス(X)へと改名した。釈放後は急進的な黒人分離主義を主張、「ア...
マルセル【Gabriel Marcel】
[1889〜1973]フランスの哲学者。無神論的実存主義であるサルトルに対し、キリスト教的実存主義を展開。著「存在と所有」「形而上学日記」などのほか、戯曲も多く書いた。
まるやま‐まさお【丸山真男】
[1914〜1996]政治思想史学者。大阪の生まれ。東大教授。昭和21年(1946)「超国家主義の論理と心理」を発表し、日本の超国家主義を分析。その後も日本型ファシズムと天皇制国家などを論じ、第...
マレルブ【François de Malherbe】
[1555〜1628]フランスの宮廷詩人。古典主義作詩法の先駆者。フランス語の整理・純化に努めた。
マレービチ【Kazimir Severinovich Malevich】
[1878〜1935]ソ連の画家。シュプレマティスム(絶対主義)を提唱し、幾何学的な形態のみによって画面を構成。作「黒い正方形」「白の中の白」など。マレービッチ。
ミシュレ【Jules Michelet】
[1798〜1874]フランスの歴史家。ロマン主義史学の代表者で、民衆を愛し、フランス革命の精神を擁護。ナポレオン3世によってコレージュ‐ド‐フランス教授の職から追放された。著「フランス史」「フ...
みのべ‐たつきち【美濃部達吉】
[1873〜1948]憲法学者・行政法学者。兵庫の生まれ。東大教授。天皇機関説を唱え、君権絶対主義を唱える上杉慎吉と論争。昭和10年(1935)国体明徴問題で右翼・軍部に攻撃され、貴族院議員を辞...
みやけ‐せつれい【三宅雪嶺】
[1860〜1945]思想家・評論家。石川の生まれ。本名、雄二郎。政教社を創立、雑誌「日本人」を創刊し、欧化主義と藩閥政治を批判。また、多数の社会時評・人生論などを発表した。文化勲章受章。著「我...