フレネル【Augustin Jean Fresnel】
[1788〜1827]フランスの物理学者。光の波動説を主張した同時代の英国の科学者T=ヤングとは独立に光の波動説を確認し、光の直進・回折・干渉を波として説明した。細かい同心円で構成したフレネルレ...
フロベール【Gustave Flaubert】
[1821〜1880]フランスの小説家。精密な考証に基づく客観的描写を唱道し、写実主義文学の確立者とされる。作「ボバリー夫人」「サランボー」「感情教育」「聖アントワーヌの誘惑」など。フローベール。
ぶん‐いった【聞一多】
[1899〜1946]中国の詩人・学者。湖北省浠県の人。本名は聞亦多(えきた)、のち聞多。口語による詩の創作を始め、詩集「死水」は中国近代詩の代表。のち中国古典文学の研究に専念し、唐詩や詩経で斬...
ぶん‐おう【文王】
中国古代、殷(いん)末の周の王。姓は姫、名は昌。武王の父。有能な人材を集め、徳治を心がけて、周王朝の基礎をつくった。後世、儒家から理想の君主とみなされる。生没年未詳。ぶんのう。
プロティノス【Plōtinos】
[205ころ〜270ころ]ギリシャの哲学者。新プラトン学派の創始者。世界は完全なる神の発現・流出であり、それがイデア界・感覚界へと下って事物を生み出すと主張し、中世スコラ学に深い影響を与えた。主...
ベーコン【Francis Bacon】
[1561〜1626]英国の哲学者・政治家。スコラ主義を打破し、経験と実験を重視する帰納法を主張。経験論の先駆者となった。著「随筆集」「ニューアトランティス」など。
ベートーベン【Ludwig van Beethoven】
[1770〜1827]ドイツの作曲家。主にウィーンで活躍。ハイドン・モーツァルトから古典派様式を受け継ぎ、発展させて、独自の境地を開いた。晩年は聴力を失いながらも、交響曲・協奏曲・ピアノソナタ・...
ベーメ【Jakob Böhme】
[1575〜1624]ドイツの哲学者。靴屋職のかたわら、神秘主義思想家として、独特な汎神論的自然哲学を形成。のち、シェリング・ヘーゲルにより再評価された。主著「曙光」。
ペイシストラトス【Peisistratos】
[?〜前527]古代ギリシャ、アテネの僭主(せんしゅ)。二度追放されたが、復帰して政権を回復。小農民の保護、農業の奨励、商工業の発展に努め、都市国家アテネ繁栄の基礎を築いた。
ペーター【Walter Horatio Pater】
[1839〜1894]英国の批評家・小説家。唯美主義の立場に立つ評論「ルネサンス」などにより、近代印象批評の先駆者とされる。小説「エピキュリアン‐マリウス」など。