シェッフェル【Joseph Victor von Scheffel】
[1826〜1886]ドイツの詩人・小説家。長編叙事詩「ゼッキンゲンのラッパ手」、歴史小説「エッケハルト」など。
シェフチェンコ【Taras Grigor'evich Shevchenko】
[1814〜1861]ウクライナの詩人・画家。ウクライナ国民文学の確立者。革命的傾向のため流刑。叙情詩集「コブザーリ」、叙事詩「ガイダマキ」など。
しおのや‐とういん【塩谷宕陰】
[1809〜1867]江戸末期の儒学者。江戸の人。名は世弘。松崎慊堂(まつざきこうどう)に師事。浜松藩主水野忠邦に仕え、のち幕府の儒官。「阿芙蓉彙聞」「籌海(ちゅうかい)私議」を著して海防の必要...
しが‐しげたか【志賀重昂】
[1863〜1927]地理学者。愛知の生まれ。号、矧川(しんせん)。三宅雪嶺らとともに国粋主義を主張、雑誌「日本人」を発行。諸外国を巡遊。著「南洋時事」「日本風景論」「世界山水図説」など。
しきだ‐としはる【敷田年治】
[1817〜1902]幕末・明治期の国学者。豊前(ぶぜん)の人。号、百園。帆足万里(ほあしばんり)に師事。著「音韻啓蒙」「古事記標註」など。
しし【子思】
[前483ころ〜前402ころ]中国、春秋時代の学者。魯(ろ)(山東省)の人。孔子の孫。名は伋(きゅう)。子思は字(あざな)。曽子(そうし)に師事し、孟子に影響を与えた。「中庸」の著者と伝えられる。
しゃ‐いん【車胤】
中国、東晋の政治家。南平(湖北省)の人。字(あざな)は武子。家が貧しかったため油を買えず、蛍を集めてその光で読書したという。孫康とともに「蛍雪」の故事で知られる。生没年未詳。
ジェンティレ【Giovanni Gentile】
[1875〜1944]イタリアの哲学者・政治家。ローマ大教授。新ヘーゲル学派に属し、ヘーゲル弁証法の絶対的内在性を強調した。師であるクローチェに反して自由主義からファシズムへ転向し、ファシズムの...
じっとく【拾得】
中国、唐代の僧。寒山とともに天台山国清寺(こくせいじ)を訪れ、豊干(ぶかん)に師事。三者を三隠と称した。普賢菩薩(ぼさつ)の化身とされ、禅画にも描かれる。→寒山拾得
じつかわ‐えんじゃく【実川延若】
大阪の歌舞伎俳優。屋号は河内屋。 (初世)[1831〜1885]本名、天星庄八。和事・濡(ぬ)れ事をよくし、4世嵐璃寛(あらしりかん)・中村宗十郎とともに京坂劇壇の三羽烏(さんばがらす)とよば...