こう‐あんこく【孔安国】
中国、前漢の学者。曲阜(きょくふ)(山東省)の人。字(あざな)は子国。孔子12世の孫。武帝のとき、孔子旧宅の壁の中から出た「尚書」などを当時流行していたテキスト(今文)と対校し、古文尚書学を開い...
こうしょう【康尚】
平安中期の仏師。定朝(じょうちょう)の父。子の定朝をはじめとする多くの弟子を抱えて仏所を形成、摂関家の造寺発願に際して造仏に従事し、仏師職の祖といわれる。今日、確証ある遺作は伝存しないが、東福寺...
ごとば‐てんのう【後鳥羽天皇】
[1180〜1239]第82代天皇。在位1183〜1198。高倉天皇の第4皇子。名は尊成(たかなり)。祖父後白河法皇の院政下、神器継承なしに即位し、譲位後、土御門(つちみかど)・順徳・仲恭(ちゅ...
ごなら‐てんのう【後奈良天皇】
[1497〜1557]第105代天皇。在位、1526〜1557。後柏原天皇の第2皇子。名は知仁(ともひと)。皇室の最も衰微した時代で、践祚(せんそ)の10年後に後北条・今川・大内氏ら諸大名の献金...
ごれいぜい‐てんのう【後冷泉天皇】
[1025〜1068]第70代天皇。在位、1045〜1068。後朱雀天皇の第1皇子。名は親仁(ちかひと)。母は藤原嬉子(ふじわらのきし)。母の兄、藤原頼通が関白として権勢を振るった。後拾遺集・金...
さいぎょう【西行】
[1118〜1190]平安後期の歌人・僧。俗名、佐藤義清(さとうのりきよ)。法名、円位。鳥羽院に北面の武士として仕えたが、23歳で出家。草庵に住み、また諸国を行脚して歌を詠んだ。家集「山家集」...
さいとう‐さんき【西東三鬼】
[1900〜1962]俳人・歯科医。岡山の生まれ。本名、斎藤敬直。第二次大戦後、山口誓子を主宰者に「天狼」を創刊。句集「夜の桃」「今日」「変身」など。
サリエリ【Antonio Salieri】
[1750〜1825]イタリアの作曲家。ウィーンで宮廷楽長を務め、多数のオペラを作曲。モーツァルト毒殺の風説が立ったが、今日では否定されている。
さるまる‐だゆう【猿丸大夫】
奈良後期または平安初期の伝説的歌人。三十六歌仙の一人。古今集の真名序にその名がみえる。
さんじょうにし‐さねたか【三条西実隆】
[1455〜1537]室町後期の公家・歌人。内大臣に至る。号、聴雪、出家して逍遥院尭空。飛鳥井雅親(あすかいまさちか)に和歌を学び、飯尾宗祇から古今伝授を受け、古典の普及に努めた。また、能書家と...