やなだ‐ぜいがん【梁田蛻巌】
[1672〜1757]江戸中期の儒学者。江戸の人。名は邦美(くによし)。字(あざな)は景鸞(けいらん)。山崎闇斎に師事、朱子学を学び、また、仏教・神道・漢詩文にも通じていた。著「蛻巌集」など。
やまが‐そこう【山鹿素行】
[1622〜1685]江戸前期の儒学者・兵学者。会津の人。江戸に出て儒学・兵学・神道・仏教・歌学などを修め、古学を提唱した。官学の朱子学を批判して「聖教要録」を著し、播磨(はりま)の赤穂に流され...
りゅうじゅ【竜樹】
《(梵)Nāgārjunaの訳》2世紀中ごろから3世紀中ごろのインド大乗仏教中観(ちゅうがん)派の祖。南インドのバラモンの出身。一切因縁和合・一切皆空を唱え、大乗経典の注釈書を多数著して宣揚した...
わたらい‐のぶよし【度会延佳】
[1615〜1690]江戸前期の伊勢外宮の神官。伊勢の人。伊勢神道の中興の祖とされ、伊勢神道から仏教色を排し儒教を導入した。著「陽復記」「神宮秘伝問答」。出口延佳。