あそう‐ひさし【麻生久】
[1891〜1940]政治家。大分の生まれ。社会運動家から日本労働総同盟幹部となり、のち、日本労農党を結成。衆議院議員当選後は新体制運動に参加。著「濁流に泳ぐ」など。
アタナシウス【Athanasius】
[298ころ〜373]初期キリスト教の教父。アレクサンドリアの司教。325年のニカイア公会議で、アリウス派を論駁(ろんばく)。三位一体説を主張し、正統派神学の祖となった。
アダム‐シャール【Johann Adam Schall von Bell】
[1591〜1666]ドイツのイエズス会宣教師。漢名、湯若望(とうじゃくぼう)。1622年、明朝のころの中国に渡り、伝道。西洋天文学による「崇禎暦書(すうていれきしょ)」を完成し、清代には欽天監...
アヌイ【Jean Anouilh】
[1910〜1987]フランスの劇作家。純粋さと世俗的なものとの対立というテーマを新鮮な手法で描く。作「泥棒たちの舞踏会」「アンチゴーヌ」「ひばり」など。
アベラール【Pierre Abélard】
[1079〜1142]フランスのスコラ哲学者・神学者。教会の権威や伝統を大胆に批判。女弟子エロイーズとの恋愛は有名。
あらはた‐かんそん【荒畑寒村】
[1887〜1981]社会運動家。神奈川の生まれ。本名、勝三。明治37年(1904)横浜平民結社を組織、社会主義宣伝のための伝道行商を行う。赤旗事件・人民戦線事件などで数度入獄。労農派として活動...
アリウス【Arius】
[250ころ〜336]アレクサンドリアの司祭。正統派の三位一体説に対し、キリストの神性を否定してその被造者性を主張。ニカイア公会議で異端者として追放された。
ありしま‐いくま【有島生馬】
[1882〜1974]洋画家・小説家。神奈川の生まれ。本名、壬生馬(みぶま)。武郎(たけお)の弟。里見弴(さとみとん)の兄。欧州留学中に後期印象派の影響を受け、帰国して「白樺」の創刊に参加、セザ...
ありま‐よりやす【有馬頼寧】
[1884〜1957]政治家。東京の生まれ。頼義の父。東京帝大卒業後、農商務省に入り、大正13年(1924)衆議院議員、昭和4年(1929)貴族院議員となる。昭和12年(1937)には農林大臣に...
ありよし‐さわこ【有吉佐和子】
[1931〜1984]小説家。和歌山の生まれ。「恍惚(こうこつ)の人」「複合汚染」などで現代の社会問題を描く。「華岡青洲(はなおかせいしゅう)の妻」で女流文学賞、「出雲の阿国(おくに)」で芸術選...