みうら‐てつお【三浦哲郎】
[1931〜2010]小説家。青森の生まれ。自らの学生結婚を基にした「忍ぶ川」で芥川賞受賞。また「拳銃と十五の短篇」で野間文芸賞、「白夜を旅する人々」で大仏次郎賞など、多くの文学賞を受賞している...
みうら‐ひろゆき【三浦周行】
[1871〜1931]歴史学者。島根の生まれ。東大史料編纂所編纂官、のち京大教授。政治史・社会史を実証的に研究。著「日本史の研究」「法制史の研究」。
みぎし‐こうたろう【三岸好太郎】
[1903〜1934]洋画家。北海道の生まれ。独立美術協会創立会員。初期の素朴画風からフォービスム風に移り、晩年は詩的なシュールレアリスム画風へと向かった。
みぎし‐せつこ【三岸節子】
[1905〜1999]洋画家。愛知の生まれ。女子美術学校卒。三岸好太郎の妻。女流画家協会を設立。情熱的な色彩、重厚で力強い画風で知られる。「梔子(くちなし)」で芸術選奨を受賞したほか、「さいたさ...
みずかみ‐つとむ【水上勉】
[1919〜2004]小説家。福井の生まれ。幅広い題材と、弱者に向けられた温かいまなざしで数多くの作品を執筆し、昭和を代表する人気作家となった。人物評伝でも実力を発揮し、映像化された作品も多い。...
みずの‐りはち【水野利八】
[1884〜1970]実業家。岐阜の生まれ。スポーツ用品の水野兄弟商会(現ミズノ)を創業。実業団野球大会、関西学生連合野球大会などを中心に各地でスポーツ大会を実施。スポーツ用品の改良・普及に尽力した。
みやはら‐あきお【宮原昭夫】
[1932〜 ]小説家。神奈川の生まれ。予備校・学習塾の講師を経たのち、創作の道に入る。「誰かが触った」で芥川賞受賞。社会性の高い作風で知られるが、ユーモア小説も手がける。他に「石のニンフ達」「...
みやもと‐さぶろう【宮本三郎】
[1905〜1974]洋画家。石川の生まれ。戦争記録画にすぐれ、第二次大戦後は二紀会を結成。晩年は舞妓(まいこ)・裸婦などを描いた。
むとう‐さんじ【武藤山治】
[1867〜1934]実業家・政治家。愛知の生まれ。鐘淵(かねがふち)紡績社長。のち、政界浄化を志して実業同志会を組織し、衆議院議員となる。「時事新報」社長。政界革新を主張し、暗殺された。
メーリング【Franz Mehring】
[1846〜1919]ドイツの社会主義者・歴史家・文芸理論家。1891年、社会民主党に入党、機関誌「新時代」の編集を担当。マルクス主義理論家として党左派に属し、のちスパルタクス団・共産党の結成に...