すずき‐きさぶろう【鈴木喜三郎】
[1867〜1940]政治家。神奈川の生まれ。判事・検事・検事総長を経て、法相・内相を歴任。特別高等警察の拡充、治安維持法の強化、共産党弾圧など、治安体制強化を推進。五・一五事件後、政友会総裁と...
スピノザ【Baruch de Spinoza】
[1632〜1677]オランダの哲学者。初めユダヤ教を学んだがやがて批判的見解を抱き、教団から破門されて学問研究に専念。唯一の実体である神はすなわち自然であるとする汎神論を主張し、精神界と物質界...
スミス【Adam Smith】
[1723〜1790]英国の経済学者。古典派経済学の創始者。スコットランドの生まれ。主著「国富論」は経済学を初めて科学的に体系づけた大著で、重商主義を批判して自由放任主義の経済を説き、経済学の原...
せきぐち‐りきち【関口鯉吉】
[1886〜1951]天文・気象学者。東京の生まれ。気象学に天文学的測定法を導入、富士山頂の気象観測を開始した。東大教授・中央気象台長・東京天文台長を歴任。著「太陽」「天体物理学」など。
せりざわ‐こうじろう【芹沢光治良】
[1897〜1993]小説家。静岡の生まれ。ヒューマニズムと明るい文体をそなえた作風で知られた。作「巴里に死す」「人間の運命」など。
セー【Jean-Baptiste Say】
[1767〜1832]フランスの経済学者。スミスに傾倒し、その理論をフランスに導入。主観的な効用価値説に立ち、生産・分配・消費の三分法による経済学体系をつくった。著「経済学概論」「恐慌に関する書...
ゼノ【Zeno Zebrowski】
[1898〜1982]ポーランド生まれのカトリック修道士。昭和5年(1930)に来日し、長崎で布教活動を行う。第二次大戦後、東京浅草の生活共同体「蟻(あり)の町」で戦災孤児や生活困窮者の救済活動...
たなか‐こういち【田中耕一】
[1959〜 ]技術者・生化学者。富山の生まれ。たんぱく質など生体高分子の質量分析法を開発し、平成14年(2002)ノーベル化学賞を受賞。博士などの学位をもたない一般会社員の受賞として話題になっ...
だて‐ちひろ【伊達千広】
[1802〜1877]幕末の歌人・国学者。和歌山藩士。陸奥宗光の実父。号は自得。藩の重職として財政改革を推進したが失脚、脱藩して公武合体を画策した。著作に「大勢三転考」などがある。
スペンサー【Herbert Spencer】
[1820〜1903]英国の哲学者・社会学者。進化論に基づき、宇宙・生物・心理・社会・道徳の諸現象を総合的に説明。また、認識の相対性を主張し、実在の本性は不可知であるとした。主著「総合哲学体系」。