たなか‐こみまさ【田中小実昌】
[1925〜2000]小説家。東京の生まれ。戦後の混乱期に風俗の世界に身を投じ、さまざまな職業を体験する。飄々(ひょうひょう)としたユーモラスなタッチの中に人間の悲しさを描き出した。「浪曲師朝日...
たなか‐ひでみつ【田中英光】
[1913〜1949]小説家。東京の生まれ。太宰治に師事し、ボート選手としてオリンピックに出場した体験をもとに「オリンポスの果実」を発表。太宰の墓前で自殺。ほかに小説「地下室から」「野狐(やこ)...
たやす‐むねたけ【田安宗武】
[1715〜1771]江戸中期の国学者・歌人。徳川吉宗の子。田安家を興す。荷田在満(かだのありまろ)・賀茂真淵(かものまぶち)を召し抱えて国学を学ぶ。万葉調の歌人としても有名。著「歌体約言」「...
だて‐むねなり【伊達宗城】
[1818〜1892]江戸末期から明治初期の政治家。伊予宇和島藩主として、島津久光・山内豊信(とよしげ)らと公武合体を推進。維新後は民部卿兼大蔵卿、清国への欽差(きんさ)全権大使などを歴任した。
ダランベール【Jean Le Rond D'Alembert】
[1717〜1783]フランスの物理学者・数学者・思想家。ダランベールの原理を樹立。積分学・流体力学・哲学の発展と啓蒙に努めた。ディドロと「大百科全書」を編集し数学の項および「総序」を執筆。
ダレイオス【Dareios】
(1世)[前558ころ〜前486]古代ペルシア、アケメネス朝の王。在位、前522〜前486。国内の反乱を鎮圧し、インダス川からマケドニアに至る全オリエントを支配。また、財政の整備や国道建設を行い...
ツワイク【Arnold Zweig】
[1887〜1968]ドイツのユダヤ系小説家。第一次大戦に従軍した体験から「白人たちの大戦争」(「グリーシャ連作」)を生涯にわたり書き続けた。ナチスの台頭でパレスチナに亡命、のちドイツで活躍。ツ...
ツンベルク【Torsten Thunberg】
[1873〜1953]スウェーデンの生化学者。生体の酸化還元反応を研究。ツンベルク管を考案。
ディオクレチアヌス【Gaius Aurelius Valerius Diocletianus】
[245ころ〜313]ローマ皇帝。在位284〜305。ローマ帝国を東西に分け、二人の正帝と二人の副帝により治める四分統治制を始め、マクシミアヌスを西の正帝に、自らは東の正帝となった。キリスト教迫...
トインビー【Arnold Joseph Toynbee】
[1889〜1975]英国の歴史家・文明批評家。歴史の基礎を文明におき、文明の消長の一般法則を体系づけ、独自の歴史観を展開した。著「歴史の研究」「試練に立つ文明」など。