しば‐えい【司馬睿】
[276〜322]中国、東晋の初代皇帝。在位317〜322。司馬懿(しばい)の曽孫。諡(おくりな)は元帝。琅邪王となり、西晋滅亡後、晋王朝を再興。琅邪出身の王氏の反乱を招き、乱中に病死。
しば‐そのめ【斯波園女】
[1664〜1726]江戸中期の女流俳人。伊勢の人。医師の夫、斯波一有とともに芭蕉の門下。夫の没後、江戸に出て榎本其角(えのもときかく)らと交際。著「菊の塵」「鶴の杖」など。
しばの‐りつざん【柴野栗山】
[1736〜1807]江戸中期の儒学者。讃岐(さぬき)の人。名は邦彦。後藤芝山(ごとうしざん)に学び、江戸に出て昌平坂学問所の教官となった。のち、老中松平定信に寛政異学の禁を建議した。寛政の三助...
しまお‐としお【島尾敏雄】
[1917〜1986]小説家。神奈川の生まれ。戦争体験を描いて作家としての地位を確立。超現実的な作風を示す一方、心因性疾患の妻との生活を描き、独自の世界を築いた。作「出発は遂に訪れず」「死の棘(...
しまざき‐とうそん【島崎藤村】
[1872〜1943]詩人・小説家。筑摩県馬籠村(のちの長野県神坂村。山口村など名称の変更を経て、現在は岐阜県中津川市)の生まれ。本名、春樹。北村透谷らの「文学界」創刊に参加。詩集「若菜集」を...
しまなか‐ゆうさく【嶋中雄作】
[1887〜1949]出版業者。奈良の生まれ。中央公論社に入り、雑誌「婦人公論」を創刊。のち、中央公論社社長。
しみず‐くにお【清水邦夫】
[1936〜2021]劇作家・演出家・小説家。新潟の生まれ。劇団木冬(もくとう)社を創立、主宰。戯曲「真情あふるる軽薄さ」「狂人なおもて往生をとぐ」「わが魂は輝く水なり」など。小説「華やかな川、...
しもむら‐おさむ【下村脩】
[1928〜2018]生物学者。京都の生まれ。昭和37年(1962)オワンクラゲの発光の仕組みを解明し、その過程で発光物質イクオリンとGFP(緑色蛍光蛋白質)の抽出に成功。平成20年(2008)...
シモン‐ド‐モンフォール【Simon de Montfort】
[1208ころ〜1265]英国の貴族。フランス貴族出身。マグナカルタに再三違反したヘンリー3世に対して、貴族を組織して反乱を起こし、「オックスフォード条項」を認めさせて王権を制限した。1265年...
シャー‐ジャハーン【Shāh Jahān】
[1592〜1666]インドのムガル帝国第5代の王。在位1628〜1658。帝国の全盛期を現出、タージマハル廟(びょう)やデリーの宮殿などの壮麗な建築を残した。