おくだ‐えいせん【奥田穎川】
[1753〜1811]江戸後期の陶工。京都の人。名は庸徳。通称、茂右衛門。別号、陸方山。呉須(ごす)赤絵風を得意とし、陶器だけであった京焼で、初めて磁器を焼いた。
おくむら‐よしひさ【奥村善久】
[1926〜2023]電子工学者。石川の生まれ。電波が建物や樹木から受ける影響を研究し、奥村モデル(奥村秦モデル)を確立。携帯電話や自動車電話などの移動体通信のネットワーク構築に貢献した。この業...
おん‐ていいん【温庭筠】
[812?〜870]中国、唐の詩人。太原(山西省)の人。字(あざな)は飛卿(ひけい)。李商隠とともに晩唐を代表する詩人で、艶麗な詩風。また、詞を初めて本格的に制作。著「温飛卿集」。
かしょうまとう【迦葉摩騰】
《(梵)Kāśyapamātaṅga》インドの仏僧。竺法蘭(じくほうらん)とともに、中国に初めて仏教をもたらし、67年、洛陽の白馬寺に住し、四十二章経を訳したと伝えられる。生没年未詳。
かじた‐たかあき【梶田隆章】
[1959〜 ]物理学者。埼玉の生まれ。「ニュートリノ振動」の現象を初めてとらえ、ニュートリノに質量があることを証明した。平成27年(2015)、ノーベル物理学賞受賞。同年、文化勲章受章。
カストロ【Castro】
(Fidel 〜)[1926〜2016]キューバの政治家。キューバ革命を指導、ゲリラ戦によって1959年にバティスタ政権を倒し、首相に就任。米国の介入に対抗して、社会主義国家の建設を指導。20...
かねいえ【金家】
近世初期の鐔工(たんこう)。山城の人。鐔(つば)に少量の金・銀・銅などを象眼し、絵画風の文様を初めて取り入れた。生没年未詳。
がんじん【鑑真】
[688〜763]奈良時代の渡来僧。日本の律宗の祖。中国揚州(江蘇省)の人。渡日を志して五度失敗し、その間に失明したが、天平勝宝5年(753)来日。東大寺に初めて戒壇を設け、聖武上皇らの帰依を受...
きゅう‐えいかん【邱永漢】
[1924〜2012]小説家・経済評論家・経営コンサルタント。台湾の生まれ。本姓、丘。台湾独立運動に参加した後香港に亡命し、日本との貿易で財をなす。昭和29年(1954)日本に移住し、小説「香港...
クリュシッポス【Chrysippos】
[前280ころ〜前207ころ]古代ギリシャの哲学者。ストア学派の第3代学頭。同学派の学説を初めて体系化した。