ラインハルト【Max Reinhardt】
[1873〜1943]オーストリア生まれの演出家。俳優から転じ、ベルリンのドイツ劇場支配人となり、古典から現代劇までを大胆な演出で上演、演出術の可能性を大きく広げた。
ラシーヌ【Jean Racine】
[1639〜1699]フランスの劇作家。三一致(さんいっち)の法則に立つ厳格な構成、洗練された韻文、巧みな心理分析などによって、フランス古典悲劇を完成した。作「アンドロマック」「ブリタニキュス」...
ラフォルグ【Jules Laforgue】
[1860〜1887]フランスの詩人。象徴派に属し、自由詩の創始者の一人。詩集「最後の詩」、散文「伝説的教訓劇」など。
り‐ぎょ【李漁】
[1611〜1680ころ]中国、明末・清初の劇作家・小説家。蘭渓(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は笠翁(りゅうおう)。戯曲「笠翁十種曲」、小説「無声戯」「十二楼」、随筆「閑情偶記」の演劇...
リュトブフ【Rutebeuf】
フランスの詩人。13世紀半ばごろ活躍。叙情詩・風刺詩や時局に関する詩、狂言劇など多彩な作品を発表。詩「リュトブフの愁訴」、宗教劇「テオフィルの奇跡」など。生没年未詳。
リラダン【Philippe Auguste de Villiers de L'Isle-Adam】
[1838〜1889]フランスの小説家・劇作家・詩人。精神主義に立って物質万能の社会を風刺。短編集「残酷物語」、長編「未来のイブ」「トリビュラ=ボノメ」、戯曲「アクセル」など。ビリエ=ド=リラダン。
ルコント‐ド‐リール【Leconte de Lisle】
[1818〜1894]フランスの詩人。本名、シャルル=マリー=ルコント(Charles Marie Leconte)。高踏派の中心的存在。感情・主観を排し、厳格な形式によって荘重な美の世界を追求...
ルサージュ【Alain-René Lesage】
[1668〜1747]フランスの小説家・劇作家。スペインの悪漢小説の流れをくみ、社会風俗を写実的に描いた。小説「ジル=ブラス物語」、喜劇「チュルカレ」など。
ルナール【Jules Renard】
[1864〜1910]フランスの小説家・劇作家。鋭い観察眼と独自のユーモア・詩情を特色とする。小説「にんじん」、戯曲「別れも愉(たの)し」のほか、「博物誌」「日記」など。
ルートウィヒ【Otto Ludwig】
[1813〜1865]ドイツの劇作家・小説家。悲劇的な人間の運命を写実的に描いた。悲劇「世襲山林監督」、小説「天と地の間」、演劇論「シェークスピア研究」など。