ミルトン【John Milton】
[1608〜1674]英国の詩人。ピューリタン革命に参加、言論の自由を主張し、共和政府に関与。王政復古後は、失明と孤独のうちに詩作に没頭した。叙事詩「失楽園」「復楽園」、劇詩「闘士サムソン」など。
ミルボー【Octave Mirbeau】
[1848〜1917]フランスの小説家・劇作家。ブルジョア社会を風刺・批判した作品を残した。小説「小間使いの日記」、戯曲「事業は事業」など。
ミルン【Alan Alexander Milne】
[1882〜1956]英国の劇作家・小説家。ユーモアに富んだ明るい作風で知られ、喜劇「ドーバー街道」、童話「クマのプーさん」、推理小説「赤い館の秘密」など、多彩な活躍をみせた。
むしゃのこうじ‐さねあつ【武者小路実篤】
[1885〜1976]小説家・劇作家。東京の生まれ。トルストイに傾倒し、志賀直哉らと雑誌「白樺」を創刊。のち人道主義の実践場として「新しき村」を建設。文化勲章受章。小説「お目出たき人」「幸福者」...
メナンドロス【Menandros】
[前342ころ〜前291ころ]古代ギリシャの喜劇作家。アテネの市民生活を題材に、性格描写の巧みな風俗喜劇を100編ほど書いたが、現存するのは「気むずかし屋」など4編で、他は断片だけが伝わる。
モリエール【Molière】
[1622〜1673]フランスの劇作家・俳優。本名、ジャン=バティスト=ポクラン(Jean-Baptiste Poquelin)。フランス古典喜劇の確立者。鋭い人間観察による風俗描写と心理展開に...
モルナール【Molnár Ferenc】
[1878〜1952]ハンガリーの劇作家・小説家。戯曲「リリオム」「悪魔」「近衛兵」、少年小説「パール街の少年たち」。
モンテルラン【Henry Millon de Montherlant】
[1896〜1972]フランスの小説家・劇作家。価値観の崩壊した時代における苦悶・孤独を基調に、男性的行動の称揚、女性蔑視などの価値観を前面に出した作品で注目を集めつつ、常に絶対性を追求した。ピ...
モーム【William Somerset Maugham】
[1874〜1965]英国の小説家・劇作家。平明な文体と巧妙な筋運びで、懐疑的な人生観のこめられた小説を書いた。また、風俗喜劇でも知られる。小説「人間の絆」「月と六ペンス」「雨」、戯曲「ひとめぐ...
やしろ‐せいいち【矢代静一】
[1927〜1998]劇作家。東京の生まれ。文学座に入り、のち劇団NLT結成に参加。浮世絵師三部作「写楽考」「北斎漫画」「淫乱斎英泉」で芸術選奨。他の作品に「壁画」「夜明けに消えた」など。