ながた‐てつざん【永田鉄山】
[1884〜1935]陸軍軍人。長野の生まれ。第一次大戦後、国家総力戦体制を推進。統制派の中心人物。軍務局長のとき皇道派の相沢三郎中佐に斬殺された。→相沢事件
ながぬま‐もりよし【長沼守敬】
[1857〜1942]彫刻家。岩手の生まれ。明治美術会の創設に参加。日本近代彫刻の基礎づくりに尽力した。
ハイエク【Friedrich August von Hayek】
[1899〜1992]オーストリアの経済学者。独自の貨幣的景気理論を提示。また、自由主義思想の究明と発展に努力。1974年ノーベル経済学賞受賞。著「景気と貨幣」「資本の純粋理論」など。
ハイフェッツ【Jascha Heifetz】
[1901〜1987]リトアニア生まれの米国のバイオリン奏者。高度の技巧と確かな構成力により、新しい演奏様式を確立した。
はざま‐しげとみ【間重富】
[1756〜1816]江戸中期の天文・暦学者。大坂の人。号、長涯・耕雲。富裕な商人の出身。麻田剛立(あさだごうりゅう)の門人で、幕府の寛政改暦や観測器械の改良に尽力。長崎の沿海測量も行った。
はしもと‐しんきち【橋本進吉】
[1882〜1945]国語学者。福井の生まれ。日本語の歴史的研究に力をそそぎ、音韻史の分野では上代特殊仮名遣いを解明。また、室町時代末の音韻体系をキリシタン資料によって再構した。文法研究の分野で...
バー‐モー【Ba Maw】
[1893〜1977]ビルマの政治家。1937年、インドから分離後の初代首相となる。43年、対日協力政権の主席となり、第二次大戦後、日本に亡命。帰国後、野党マハーバマ党を結成し、政界に復帰。著「...
パウエル【Cecil Frank Powell】
[1903〜1969]英国の物理学者。写真乾板を用いる高速粒子の検出法を発明、宇宙線研究の新局面を開き、π(パイ)中間子・μ(ミュー)粒子を発見した。また、科学者の社会的責任を説く運動にも尽力。...
パウリ【Wolfgang Pauli】
[1900〜1958]スイスの物理学者。オーストリア生まれ。1924年にパウリの原理を提唱し、原子構造の説明に寄与。ハイゼンベルクとともに場の量子論を展開するなど、量子力学の体系化に貢献した。1...
パステルナーク【Boris Leonidovich Pasternak】
[1890〜1960]ソ連の詩人・小説家。象徴主義的な詩集「雲の中の双生児」で文名を確立。唯一の長編小説「ドクトルジバゴ」により、1958年ノーベル文学賞の授与が決定されたが、政治的圧力によって辞退。