つのだ‐きくお【角田喜久雄】
[1906〜1994]小説家。神奈川の生まれ。伝奇小説「妖棋伝(ようきでん)」などで注目を集めるが、戦後は本格推理小説を手がける。「笛吹けば人が死ぬ」で日本探偵作家クラブ賞(現、日本推理作家協会...
つぼうち‐しょうよう【坪内逍遥】
[1859〜1935]評論家・小説家・劇作家。美濃の生まれ。本名、雄蔵。別号、春廼舎朧(はるのやおぼろ)など。文学論「小説神髄」、小説「当世書生気質(とうせいしょせいかたぎ)」を発表、写実主義を...
デュパルク【Henri Duparc】
[1848〜1933]フランスの作曲家。C=A=フランクに師事。国民音楽協会の設立者の一人で、近代フランス音楽の先駆的存在。歌曲「悲しみの歌」「旅への誘い」など。
でん‐かん【田漢】
[1898〜1968]中国の劇作家・詩人。長沙(湖南省)の人。字(あざな)は寿昌(じゅしょう)。東京高師に学び、帰国後「南国月刊」を編集。のち、中国共産党に入党し、抗日民族統一戦線に協力。解放後...
とうぎ‐てってき【東儀鉄笛】
[1869〜1925]俳優・音楽家。京都の生まれ。本名、季治(すえはる)。雅楽の家に生まれて洋楽も学ぶ。文芸協会の創立に参加し、俳優として活躍。早稲田大学校歌「都の西北」の作曲者。
とうまつ‐しょうめい【東松照明】
[1930〜2012]写真家。愛知の生まれ。本名、照明(てるあき)。社会派として、迫力のある表現で日本の戦後史を記録した。写真集「太陽の鉛筆」で芸術選奨文部大臣賞、日本写真家協会年度賞を受賞。他...
とのおか‐もじゅうろう【外岡茂十郎】
[1898〜1986]法学者・野球指導者。静岡の生まれ。民法研究のかたわら、昭和17年(1942)から22年間早大野球部長。ほかに六大学野球連盟理事長を務め、戦時下および戦後の学生野球の維持、復...
ともの‐ろう【伴野朗】
[1936〜2004]小説家。愛媛の生まれ。朝日新聞に入社、サイゴン支局長・上海支局長を歴任。勤務のかたわら執筆した「五十万年の死角」で江戸川乱歩賞、「傷ついた野獣」で日本推理作家協会賞受賞。他...
なかうち‐いさお【中内功】
[1922〜2005]企業家。大阪の生まれ。昭和32年(1957)大栄薬品工業(ダイエーの前身)を創業。同年、大阪にスーパーマーケット「主婦の店ダイエー」を開店。昭和47年(1972)には、小売...
のぐち‐やたろう【野口弥太郎】
[1899〜1976]洋画家。東京の生まれ。二科会を経て独立美術協会会員。芸術院会員。川端画学校に学んだのち、渡仏してサロンドートンヌに出品。「那智の滝」で芸術選奨。他の作品に「セビラの行列」など。