おおば‐みなこ【大庭みな子】
[1930〜2007]小説家。東京の生まれ。本名、美奈子。アラスカの風土を背景に描いた「三匹の蟹(かに)」で芥川賞受賞。他に「がらくた博物館」「寂兮寥兮(かたちもなく)」「啼(な)く鳥の」「海に...
おだ‐うらく【織田有楽】
[1547〜1622]安土桃山・江戸初期の武将。信秀の子。信長の弟。名は長益。兄の死後、一時は豊臣秀吉と対立したが、のち秀吉に仕え、大坂夏の陣の直前、京都に隠棲して風流を友とした。利休高弟七人の...
おだ‐さくのすけ【織田作之助】
[1913〜1947]小説家。大阪の生まれ。大阪庶民の生活を描いた作家として知られる。小説「夫婦善哉(めおとぜんざい)」「世相」「土曜夫人」、評論「可能性の文学」など。
かくしん‐に【覚信尼】
[1224〜1283]鎌倉中期の浄土真宗の尼僧。親鸞(しんらん)の娘。母は恵信尼。父親鸞の没後、京都大谷の地に廟堂を建て、本願寺の基礎を築いた。
カサンドロス【Kassandros】
[前358ころ〜前297]マケドニアの王。アンティパトロスの子。アレクサンドロス大王死後、その一族を殺して王となり、マケドニアとギリシャの大半を領土とした。
かのう‐もとのぶ【狩野元信】
[1476〜1559]室町後期の画家。正信の子。漢画様式に土佐派大和絵の手法を取り入れて両者の融合を図り、次代の桃山障壁画における狩野派の画風と活躍の基礎を築いた。作品に大徳寺大仙院客殿襖絵の「...
かのう‐もろひら【加納諸平】
[1806〜1857]江戸末期の歌人・国学者。遠江(とおとうみ)の人。旧姓、夏目。号、柿園(しえん)。紀伊藩に仕え、「紀伊続風土記」「紀伊国名所図絵」などを編集。著「柿園詠草」など。
かみや‐そうたん【神谷宗湛】
[1553〜1635]安土桃山から江戸初期にかけての豪商。博多の人。豊臣秀吉の保護を受け、中国・朝鮮・南方諸国と交易。千利休と交わり、茶人としても有名。茶会記録に「宗湛日記」がある。紙屋宗旦。
かめい‐これのり【亀井玆矩】
[1557〜1612]安土桃山・江戸初期の武将。名は新十郎。主家の尼子氏滅亡後、織田信長・豊臣秀吉に仕え、因幡(いなば)国鹿野城主となる。関ヶ原の戦いでは徳川方に味方し、朱印船貿易に意を注いだ。
カレツキ【Michał Kalecki】
[1899〜1970]ポーランドの経済学者。景気理論・分配論の研究で知られる。「景気循環の巨視的動態論」では、マルクスの再生産論を土台にして、ケインズに先駆ける理論を展開した。著「経済変動の理論...