イワン【Ivan】
(1世)[?〜1340]キプチャク‐ハン国支配時代のロシアのモスクワ公、ウラジーミル大公。在位1325〜1340。ハン国に取り入り、多くの新領土をモスクワ公国に加えた。 (3世)[1440〜...
エセン【Esen】
[?〜1454]中国明代、モンゴルのオイラート部の族長。全モンゴルを制覇して、オイラートの全盛期を築き、1449年には明に進攻して土木堡(どぼくほ)で明軍を破り英宗を捕虜にした(土木の変)。のち...
カッシーニ【Giovanni Domenico Cassini】
[1625〜1712]イタリアの天文学者。のち、フランスに帰化。木星の自転や土星の衛星を発見、また土星の環の精密測定を行ってカッシーニの空隙(くうげき)を発見した。パリ国立天文台の初代台長。
かもち‐まさずみ【鹿持雅澄】
[1791〜1858]江戸後期の国学者・歌人。土佐の人。号は、古義軒、山斎。土佐に住み、ほとんど独学で万葉集を中心に上代国語の研究を進めた。著「万葉集古義」「山斎集」など。
き‐の‐つらゆき【紀貫之】
[870ころ〜945ころ]平安前期の歌人。三十六歌仙の一人。大内記・土佐守(とさのかみ)などを歴任。紀友則(きのとものり)・凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)・壬生忠岑(みぶのただみね)と古今...
たに‐じちゅう【谷時中】
[1599〜1650]江戸初期の儒学者。土佐の人。名は素有。僧名、慈沖。一時、仏門に入ったが、還俗。南村梅軒に学び、南学派(土佐の朱子学派)を隆盛にした。門人に野中兼山・山崎闇斎らがいる。著「素...
つちみかど‐てんのう【土御門天皇】
[1195〜1231]第83代の天皇。在位1198〜1210。後鳥羽天皇の第1皇子。名は為仁(ためひと)。承久の乱後、土佐に流され、のち、阿波に移された。土佐院。阿波院。
べんちょう【弁長/辨長】
[1162〜1238]鎌倉前期の浄土宗の僧。浄土宗鎮西派の祖。筑前の人。字(あざな)は弁阿。号、聖光坊。比叡山で天台宗を学ぶ。のち、法然の弟子となり、九州に念仏を広めた。鎮西上人。
ほうねん【法然】
[1133〜1212]平安末期の浄土宗の僧。美作(みまさか)の人。諱(いみな)は源空。比叡山の黒谷で天台および諸宗を学び、安元元年(1175)称名念仏に専念する立場を確立し浄土宗を開いた。洛東吉...
りょうちゅう【良忠】
[1199〜1287]鎌倉中期の浄土宗の僧。石見(いわみ)の人。然阿と称す。天台・倶舎(くしゃ)・法相(ほっそう)・禅などの各宗、のち浄土教を学び、関東に広く布教して鎌倉に蓮華寺(光明寺)を創建...