ムアーウィヤ【Mu‘āwiya】
[?〜680]ウマイヤ朝の初代カリフ。在位661〜680。シリア総督。海軍を創設し地中海に進出。第4代カリフのアリーと対決。アリー暗殺後カリフの位につき、ウマイヤ朝を創始。カリフの世襲制を確立した。
むねなが‐しんのう【宗良親王】
[1311〜1385?]後醍醐天皇の皇子。名は「むねよし」とも。初め尊澄法親王と称し、天台座主となる。元弘の変に敗れて讃岐(さぬき)に配流。建武政権崩壊ののち還俗、南朝の中心として各地を転戦。「...
むらかみ‐りゅう【村上竜】
[1952〜 ]小説家。長崎の生まれ。本名、竜之助。米軍基地周辺に生きる若者の風俗を強烈に描いた「限りなく透明に近いブルー」で芥川賞受賞。江藤淳がサブカルチャー文学と評して論議を呼んだ。他に「コ...
もがみ‐とくない【最上徳内】
[1754〜1836]江戸後期の探検家。出羽の人。名は常矩(つねのり)。本多利明に天文・測量などを学び、天明5年(1785)幕命による蝦夷(えぞ)地調査に随行。のち、択捉(えとろふ)・得撫(ウル...
モッセ【Albert Mosse】
[1846〜1925]ドイツの法律家。1886年(明治19)来日し、内閣および内務省法律顧問として、地方行政制度の創設や憲法制定について助言した。90年に帰国。
もとき‐よしなが【本木良永】
[1735〜1794]江戸中期の蘭学者。名は「りょうえい」とも。通称、栄之進。のち、仁太夫。長崎オランダ通詞として、訳書「天地二球用法」により、日本にコペルニクスの地動説を紹介。著「阿蘭陀海鏡書...
モラン【Paul Morand】
[1888〜1976]フランスの小説家・詩人。外交官として世界各地に駐在、異国趣味的コスモポリタニズムに立つ新感覚の作品を書いた。作「夜ひらく」「夜とざす」「恋のヨーロッパ」など。
モリス【William Morris】
[1834〜1896]英国の工芸家・詩人・社会思想家。装飾美術の発展に貢献。社会主義運動に参加する一方、印刷・造本の分野でも活躍。叙事詩「地上楽園」、小説「ユートピアだより」。
もりた‐かんや【森田勘弥/守田勘弥】
《もと森田、11世から守田》森田座(守田座)の座元および歌舞伎俳優。 (12世)[1846〜1897]守田座を新富町に移して新富座と改称、演劇改革に取り組み、歌舞伎の地位向上に貢献。 (13...
モルガン【Thomas Hunt Morgan】
[1866〜1945]米国の遺伝学・発生学者。ショウジョウバエを使って交雑実験を行い、メンデルの推定した遺伝要素が、染色体上に並ぶ遺伝子であることを確認。染色体地図を作製した。1933年ノーベル...