けやむら‐ろくすけ【毛谷村六助】
安土桃山時代の剣客。豊前(ぶぜん)毛谷村の人。師の吉岡一味斎の娘を助けて父のあだを討たせ、のち小倉の立花家に仕えたという。浄瑠璃「彦山権現誓助剣(ひこさんごんげんちかいのすけだち)」その他に脚色...
こうとう‐の‐ないし【勾当内侍】
掌侍(ないしのじょう)四人のうちの第一位の者。天皇への奏請の取り次ぎ、勅旨の伝達をつかさどる。長橋(ながはし)の局(つぼね)。長橋殿。 「太平記」に登場する美女。後醍醐天皇に仕えて勾当内侍と...
こきでん‐の‐にょうご【弘徽殿の女御】
源氏物語の登場人物。 桐壺帝の女御。朱雀院の母。帝に愛された桐壺の更衣をねたみ、その子の光源氏につらく当たる。弘徽殿の大后(おおきさき)。 頭中将(とうのちゅうじょう)の娘。柏木の妹。冷泉帝...
コロレンコ【Vladimir Galaktionovich Korolenko】
[1853〜1921]ロシアの小説家。ナロードニキの立場から人道主義に基づく作品を発表。作「マカールの夢」「盲音楽師」など。
ごしょ‐へいのすけ【五所平之助】
[1902〜1981]映画監督。東京の生まれ。昭和6年(1931)日本最初の本格的トーキー作品「マダムと女房」を製作。また、文芸映画に優れた手腕をみせた。代表作「伊豆の踊子」「煙突の見える場所」など。
ごとう‐ちゅうがい【後藤宙外】
[1867〜1938]小説家・評論家。秋田の生まれ。本名、寅之助。「新小説」を編集し、反自然主義の立場に立つ。小説「ありのすさび」「闇のうつつ」、回想録「明治文壇回顧録」など。
ゴールズワージー【John Galsworthy】
[1867〜1933]英国の小説家・劇作家。自由主義的改良主義の立場から、当時の英国社会の物質主義を批判。1932年ノーベル文学賞受賞。小説「フォーサイト家物語」、戯曲「銀の箱」など。
さいとう‐やくろう【斎藤弥九郎】
[1798〜1871]江戸後期の剣客。越中の人。名は善道。号、篤信斎。江戸に出て神道無念流の剣を学び、のち、道場練兵館を開いた。門人に桂小五郎(木戸孝允)らがいる。
さい‐よういち【崔洋一】
[1949〜2022]映画監督。長野の生まれ。大島渚監督「愛のコリーダ」や村川透監督「最も危険な遊戯」で助監督をつとめる。「十階のモスキート」で劇場映画監督デビュー。代表作「月はどっちに出ている...
さかた‐の‐きんとき【坂田金時】
平安後期の武士。相模足柄山に生まれたと伝えられる。幼名、金太郎。源頼光の四天王の一人。後世の御伽草子などで伝説化され、五月人形となって残る。浄瑠璃・歌舞伎では快(怪)童丸の名で登場する。生没年未...