キヨソーネ【Edoardo Chiossone】
[1832〜1898]イタリアの版画家。明治8年(1875)大蔵省の招きで来日。紙幣・郵便切手などの原版や各種版画技法による肖像画を制作。明治天皇・西郷隆盛らの肖像がある。キヨソネ。
きんめい‐てんのう【欽明天皇】
[510〜571]第29代の天皇。継体天皇の皇子。名は天国排開広庭(あめくにおしはらきひろにわ)。在位中に百済(くだら)から仏教が伝来したという。
ぎしゅう‐もんいん【宜秋門院】
[1173〜1239]後鳥羽天皇の中宮。九条兼実の娘。名は任子(たえこ)。
ぎどうさんし‐の‐はは【儀同三司の母】
[?〜996]平安中期の歌人。名は貴子。円融天皇の内侍。藤原道隆の妻で、伊周・定子(ていし)の母。高内侍(こうのないし)。
ぎょうき【行基】
[668〜749]奈良時代の僧。百済(くだら)系の渡来人、高志(こし)氏の出身。和泉(いずみ)の人。法相(ほっそう)宗を学び、諸国を巡って布教。民衆とともに道路・堤防・橋や寺院の建設にあたったが...
くさかべ‐の‐おうじ【草壁皇子】
[662〜689]天武天皇の皇子。母は持統天皇。文武(もんむ)・元正両天皇の父。壬申(じんしん)の乱には天武帝とともに戦い、皇太子に立てられたが、即位せずに死去。日並知皇子(ひなめしのみこ)。
くすのき‐まさしげ【楠木正成】
[1294〜1336]南北朝時代の武将。河内の土豪。後醍醐天皇の鎌倉幕府討伐計画に応じ、幕府軍を相手に奮戦。建武の中興の功績で河内の国守と守護を兼ね、和泉(いずみ)守護となった。のち、足利尊氏...
くすのき‐まさすえ【楠木正季】
[?〜1336]南北朝時代の武将。河内の人。正成の弟。名は七郎。正成とともに後醍醐天皇に仕え、湊川で足利尊氏の軍に敗れて自害。
くまざわ‐てんのう【熊沢天皇】
昭和20年代に、南朝系の皇統を継ぐと自称した熊沢寛道(ひろみち)のこと。大正時代から、自らを後亀山天皇の末裔と称していたが、第二次大戦後にその主張がGHQや米誌の目に留まり、注目を集めた。後に、...
くろだ‐きよつな【黒田清綱】
[1830〜1917]政治家・歌人。鹿児島の生まれ。清輝(せいき)の養父。幕末の王政復古運動に奔走。和歌に秀で、明治・大正天皇の和歌の師。貴族院議員・枢密顧問官。著「滝園歌集」。