こじま‐たかのり【児島高徳】
南北朝時代の武将。備前の人。元弘の変で隠岐(おき)へ流される途中の後醍醐天皇の行在所に忍び込み、桜の幹に「天莫レ空二勾践一、時非レ無二范蠡一」と記して天皇を励ましたといわれるが、その事跡は「太平...
このえ‐てんのう【近衛天皇】
[1139〜1155]第76代天皇。在位、1142〜1155。鳥羽天皇の第9皇子。名は体仁(なりひと)。在位中は鳥羽法皇が院政。
こまつ‐どの【小松殿】
京都の大炊門(おおいもん)の北にあった光孝天皇の生誕所。
京都の八条の北、堀川の西にあった平重盛の邸宅。
平重盛の通称。小松の内府。
こまつ‐の‐みかど【小松の帝】
《生まれた所が小松殿であったところから》光孝天皇の異称。
これたか‐しんのう【惟喬親王】
[844〜897]文徳天皇の第1皇子。母は紀静子。父帝に愛されたが、母が藤原氏でないために皇嗣になれず、大宰帥(だざいのそち)・弾正尹(だんじょうのかみ)・上野大守などを歴任。のち、比叡山のふも...
こん‐ひでみ【今日出海】
[1903〜1984]小説家・評論家。北海道の生まれ。東光(とうこう)の弟。戦後、文部省に入省し、昭和43年(1968)文化庁初代長官となり文化行政に貢献する。「天皇の帽子」で直木賞受賞。他に「...
ごいちじょう‐てんのう【後一条天皇】
[1008〜1036]第68代天皇。在位1016〜1036。一条天皇の第2皇子。名は敦成(あつひら)。母は藤原道長の娘の彰子(しょうし)(上東門院)。9歳で即位し、道長が摂政となった。
ごうだ‐てんのう【後宇多天皇】
[1267〜1324]第91代天皇。在位、1274〜1287。亀山天皇の第2皇子。名は世仁(よひと)。大覚寺統の天皇で、譲位後に持明院統からの天皇が続いたので幕府に抗議し、子の後二条天皇の即位を...
ごえんゆう‐てんのう【後円融天皇】
[1359〜1393]北朝第5代天皇。在位、1371〜1382。後光厳天皇の第2皇子。名は緒仁(おひと)。法名、光浄。室町幕府第3代将軍足利義満に擁立されて即位。譲位後、院政を行った。和歌に長じ...
ごかしわばら‐てんのう【後柏原天皇】
[1464〜1526]第104代天皇。在位、1500〜1526。後土御門(ごつちみかど)天皇の第1皇子。名は勝仁。戦国時代で財政が乏しく、践祚(せんそ)22年目にようやく即位の大礼を挙行。朝廷典...