はん‐しょう【班昭】
中国、後漢の文人。扶風安陵(陝西(せんせい)省)の人。班固・班超の妹。曹世叔に嫁したが、夫の死後、和帝の詔により、兄の「漢書」編纂を引き継いで八表と天文志を完成した。「女誡」7編、「東征賦」を著...
ひがし‐みねお【東峰夫】
[1938〜 ]小説家。フィリピンの生まれ。本名、東恩納(ひがしおんな)常夫。沖縄のコザ高校を中退し、米軍嘉手納(かでな)基地で働く。「オキナワの少年」で芥川賞受賞。他に「島でのさようなら」「大...
ひゃくり‐けい【百里奚】
中国、春秋時代の秦の人。字(あざな)は井伯。楚に捕らえられていたとき、秦の穆公(ぼくこう)がその賢を聞き、羖羊(こよう)(黒い牡の羊)の皮5枚で買って宰相としたので、その恩にこたえて大いに活躍、...
ふう‐ぎょくしょう【馮玉祥】
[1882〜1948]中国の軍人・政治家。国民党に入り北伐に参加。反蒋介石運動を起こし除名された。抗日戦争中は復党。1946年に米国で反蒋を声明。帰途、事故死。夫人は李徳全。ひょうぎょくしょう。...
フェルナンド【Fernando】
(5世)[1452〜1516]スペイン国王。在位1479〜1516。アラゴン王国の出身。カスティーリャ女王イサベルと結婚して両王国を統合。スペイン王国を成立させて夫妻で共同統治。グラナダ王国を征...
ふくだ‐たけお【福田赳夫】
[1905〜1995]政治家。群馬の生まれ。農相・蔵相・外相を歴任したのち、昭和51年(1976)首相。日中友好条約を締結。「昭和元禄」「狂乱物価」などを造語する。昭和53年(1978)退陣。長...
フロベール【Gustave Flaubert】
[1821〜1880]フランスの小説家。精密な考証に基づく客観的描写を唱道し、写実主義文学の確立者とされる。作「ボバリー夫人」「サランボー」「感情教育」「聖アントワーヌの誘惑」など。フローベール。
ぶつ‐も【仏母】
仏語。 1 法、すなわち教えのこと。 2 般若波羅蜜(はんにゃはらみつ)、すなわち智慧のこと。 3 釈迦(しゃか)の実母の摩耶夫人(まやぶにん)、または養母の摩訶波闍波提(マハープラジャーパティ...
まつうら‐ひさき【松浦寿輝】
[1954〜 ]詩人・小説家・フランス文学者。東京の生まれ。詩作、文学評論、映画評論など幅広く活躍。「花腐(はなくた)し」で芥川賞受賞。「知の庭園」で芸術選奨。他に詩集「冬の本」、評論「エッフェ...
まつおか‐えいきゅう【松岡映丘】
[1881〜1938]日本画家。兵庫の生まれ。本名、輝夫。柳田国男の弟。新興大和絵運動を展開し、大和絵の復興・刷新に努めた。