はらだ‐やすこ【原田康子】
[1928〜2009]小説家。東京の生まれ。本姓、佐々木。昭和31年(1956)刊行の「挽歌」がベストセラーとなる。平成15年(2003)「海霧」で吉川英治文学賞受賞。他に「蝋涙(ろうるい)」「...
ばんけい‐ようたく【盤珪永琢】
[1622〜1693]江戸前期の臨済宗の僧。播磨(はりま)の人。俗姓、菅原。各地を遍歴し、郷里に竜門寺を創建。だれもが不生(ふしょう)の仏心をもつという不生禅を唱えた。勅諡(ちょくし)号、仏智弘...
ふくだ‐ひでこ【福田英子】
[1865〜1927]婦人運動家。岡山の生まれ。旧姓、景山。自由民権運動に参加。大井憲太郎らと大阪事件に連座。明治40年(1907)雑誌「世界婦人」を創刊。著「妾(わらわ)の半生涯」など。
ふじわら‐の‐おつぐ【藤原緒嗣】
[773〜843]平安初期の公卿。百川(ももかわ)の長男。桓武天皇の寵を受け、参議・左大臣などを歴任。「新撰姓氏録」「日本後紀」の編者の一人。
ふじわら‐の‐かまたり【藤原鎌足】
[614〜669]古代の中央豪族。本姓は中臣(なかとみ)氏。藤原氏の祖。中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)(のちの天智天皇)らと大化の改新を断行、改新政府の重鎮となり、律令体制の基礎を築いた。臨...
ふるかわ‐いちべえ【古河市兵衛】
[1832〜1903]実業家。京都の生まれ。本姓は木村。小野組古河太郎左衛門の養子。足尾など多くの鉱山を経営。古河財閥の基礎を築いた。
ぶ‐おう【武王】
中国、周王朝の創始者。姓は姫(き)。名は発。文王の子。父の没後、紂王(ちゅうおう)を討って殷(いん)を滅ぼし天下を統一、鎬京(こうけい)を都として即位。封建制度を創始。
ぶ‐てい【武帝】
[前156〜前87]中国、前漢第7代の皇帝。在位、前141〜前87。廟号(びょうごう)、世宗。名は劉徹。高祖劉邦の曽孫。儒教を公認し、中央集権体制を強化。外征を行って領域を拡大し、東西交渉を盛...
ぶん‐おう【文王】
中国古代、殷(いん)末の周の王。姓は姫、名は昌。武王の父。有能な人材を集め、徳治を心がけて、周王朝の基礎をつくった。後世、儒家から理想の君主とみなされる。生没年未詳。ぶんのう。
ぶん‐こう【文公】
[前697〜前628]中国、春秋時代の晋の国王。在位、前636〜前628。姓は姫。名は重耳(ちょうじ)。9年間の亡命後、帰国して即位。内政を整え、軍備を増強。春秋五覇の一人に数えられる。