おおつ‐の‐おうじ【大津皇子】
[663〜686]天武天皇の第3皇子。文武にすぐれ太政大臣となった。草壁皇子とともに皇位継承の候補とされたが、天武天皇の没後、謀反の疑いで捕らえられて自害させられた。詩歌は懐風藻・万葉集に収載。...
おおとも‐の‐おうじ【大友皇子】
⇒弘文天皇
かる‐の‐みこ【軽皇子/軽王】
允恭天皇の皇子。同母妹軽大郎女との不倫が発覚し、古事記では伊予に流されたと伝え、日本書紀では穴穂命(安康天皇)に囲まれて自殺したと伝える。
かわしま‐の‐みこ【川島皇子】
[657〜691]天智天皇の皇子。天武10年(681)忍壁(おさかべ)親王らとともに帝紀および上古諸事を編纂(へんさん)。懐風藻・万葉集に詩歌が残る。かわしまのおうじ。
くさかべ‐の‐おうじ【草壁皇子】
[662〜689]天武天皇の皇子。母は持統天皇。文武(もんむ)・元正両天皇の父。壬申(じんしん)の乱には天武帝とともに戦い、皇太子に立てられたが、即位せずに死去。日並知皇子(ひなめしのみこ)。
しき‐の‐みこ【志貴皇子/施基皇子】
[?〜716ころ]奈良初期の歌人。天智天皇の第7皇子。光仁天皇の父。万葉集に短歌6首が載る。
たけち‐の‐みこ【高市皇子】
[654〜696]天武天皇の第1皇子。壬申(じんしん)の乱に際し、天武天皇を助けて活躍。皇太子草壁皇子の死後、太政大臣。万葉集に3首の歌が伝わる。
なかのおおえ‐の‐おうじ【中大兄皇子】
⇒天智天皇(てんじてんのう)
ふるひとのおおえ‐の‐おうじ【古人大兄皇子】
[?〜645]舒明天皇の皇子。母は蘇我馬子の娘。蘇我氏滅亡後、異母弟の中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)(天智天皇)と対立し、皇位を軽皇子(かるのみこ)(孝徳天皇)に譲り、出家して吉野山に入った...
ゆげ‐の‐みこ【弓削皇子】
[?〜699]万葉歌人。天武天皇の第6皇子。万葉集に8首が収められている。