ゆ‐えつ【兪樾】
[1821〜1906]中国、清末の考証学者・文人。徳清(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は蔭甫(いんほ)。号、曲園。王念孫・王引之父子の学風を継ぎ、経書・諸子を研究。著「群経平議」「古書疑...
ゆき‐しげこ【由起しげ子】
[1900〜1969]小説家。大阪の生まれ。本名、伊原志げ。旧姓、新飼。「本の話」で小谷剛とともに戦後初の芥川賞受賞。他に「警視総監の笑ひ」「女中ッ子」「沢夫人の貞節」など。
ゆげ‐の‐みこ【弓削皇子】
[?〜699]万葉歌人。天武天皇の第6皇子。万葉集に8首が収められている。
ゆ‐しん【庾信】
[513〜581]中国、南北朝時代の文人。南陽郡新野(河南省)の人。字(あざな)は子山(しざん)。南朝の梁(りょう)に仕え、のちに西魏・北周に仕えた。宮廷文学を代表する詩人で、その詩は徐陵の文と...
ら‐きんじゅん【羅欽順】
[1465〜1547]中国、明代の思想家。字(あざな)は允升(いんしょう)。号、整菴(せいあん)。気の運動の条理性が理であると主張し、従来の朱子学を批判した。著「困知記」「整菴先生存稿」など。
ラザフォード【Ernest Rutherford】
[1871〜1937]英国の物理学者。ニュージーランド生まれ。放射線を研究し、原子崩壊説を提唱。α(アルファ)線がヘリウム原子核であることを証明し、中心核をもつ原子模型を提示、さらにα線を当てて...
ルイス【Gilbert Newton Lewis】
[1875〜1946]米国の物理化学者。活動度の概念を導入して、実在溶液を熱力学的に論じる基礎を確立。また、立方体の八つのすみに電子が入る原子模型を提唱し、電子対による化学結合論を展開した。
ルノワール【Renoir】
《「ルノアール」とも》 (Pierre-Auguste 〜)[1841〜1919]フランスの画家。印象派の運動に参加。豊麗な色彩で裸婦・花・子供などを描いた。晩年は彫刻も制作。
(Jean ...
ルリア【Salvador Edward Luria】
[1912〜1991]米国の分子生物学者。イタリア生まれ。細菌ウイルス(ファージ)の遺伝学を研究し、細菌ウイルスの変異や多重感染による活性化などの現象を明らかにした。1969年、ノーベル生理学医...
ろくじょう‐てんのう【六条天皇】
[1164〜1176]第79代天皇。在位1165〜1168。二条天皇の皇子。名は順仁(のぶひと)。後白河上皇の院政がしかれていたが、退位して元服以前に太上天皇となった。