ためなが‐しゅんすい【為永春水】
[1790〜1844]江戸後期の人情本作者。江戸の人。本名、鷦鷯貞高(ささきさだたか)。号、2世南仙笑楚満人・狂訓亭主人など。式亭三馬の弟子となり、江戸の町人生活や男女の情痴世界を描いて人情本の...
たやす‐むねたけ【田安宗武】
[1715〜1771]江戸中期の国学者・歌人。徳川吉宗の子。田安家を興す。荷田在満(かだのありまろ)・賀茂真淵(かものまぶち)を召し抱えて国学を学ぶ。万葉調の歌人としても有名。著「歌体約言」「...
たんご‐の‐つぼね【丹後局】
[?〜1216]鎌倉初期、後白河法皇の寵姫(ちょうき)。本名、高階栄子(たかしなえいし)。法皇の没後、その娘宣陽門院に譲られた所領(長講堂領)を背景に院政の陰の実力者として力をふるった。
だるま【達磨】
《(梵)Bodhidharmaの音写、菩提(ぼだい)達磨の略》 中国禅宗の始祖。インドのバラモンの出身と伝え、6世紀初め中国に渡り、各地で禅を教えた。嵩山(すうざん)の少林寺で面壁九年の座禅を...
だんりん‐こうごう【檀林皇后】
橘嘉智子(たちばなのかちこ)の異称。
チェレンコフ【Pavel Alekseevich Cherenkov】
[1904〜1990]ロシア連邦の物理学者。γ(ガンマ)線に照射される水の発光現象を研究し「チェレンコフ効果」を発見。この効果を利用して高速の荷電粒子の速度を測定する装置はチェレンコフカウンター...
チェンバレン【Owen Chamberlain】
[1920〜2006]米国の物理学者。核物理学を専攻し、1955年に反陽子を発見。1959年、ノーベル物理学賞受賞。
ちかまつ‐はんじ【近松半二】
[1725〜1783]江戸中期の浄瑠璃作者。大坂の人。儒学者穂積以貫(ほづみこれつら)の子。2世竹田出雲の門人。その作の多くは合作であったが、舞台技巧にすぐれていた。代表作「奥州安達原」「本朝廿...
ちかまつ‐もんざえもん【近松門左衛門】
[1653〜1725]江戸中期の浄瑠璃・歌舞伎作者。越前の人。本名、杉森信盛。別号、巣林子(そうりんし)。坂田藤十郎のために脚本を書き、その名演技と相まって上方歌舞伎の全盛を招いた。また、竹本義...
ちげつ‐に【智月尼】
[?〜1708ころ]江戸前期の俳人。山城の人。大津の川井佐左衛門の妻。夫に死別後、尼になる。息子の乙州(おとくに)とともに蕉門に学んだ。