と‐ぼく【杜牧】
[803〜853]中国、晩唐期の詩人。京兆(けいちょう)・万年(陝西(せんせい)省)の人。字(あざな)は牧之(ぼくし)。晩唐の技巧的風潮を排し、平明で豪放な詩を作った。杜甫の「老杜」に対し「小杜...
はちだい‐さんじん【八大山人】
[1626〜1705]中国、清初の画家。南昌(江西省)の人。明の王族出身。字(あざな)は雪个(せつこ)。別号、伝綮(でんけい)。朱耷(しゅとう)とも。
はちもんじや‐じしょう【八文字屋自笑】
[?〜1745]江戸中期の浮世草子作者・書肆(しょし)・版元。京都の人。本姓、安藤。通称、八左衛門。作者江島其磧(えじまきせき)、絵師西川祐信と結んで八文字屋本を創始。
はなおか‐せいしゅう【華岡青洲】
[1760〜1835]江戸後期の外科医。紀伊の人。名は震。字(あざな)は伯行。古医方・オランダ外科を学び、開業。チョウセンアサガオを主剤とする麻酔剤を開発し、日本初の乳癌(にゅうがん)摘出手術に...
はやし‐かいぞう【林海象】
[1957〜 ]映画監督。京都の生まれ。モノクロの字幕映画「夢みるように眠りたい」で監督デビュー。音楽ビデオの制作などでも活躍。代表作「二十世紀少年読本」「我が人生最悪の時」「海ほおずき」など。
はやし‐じゅっさい【林述斎】
[1768〜1841]江戸後期の儒学者。名は衡(たいら)。字(あざな)は徳詮。号、蕉軒。美濃岩村藩主松平乗蘊の子。幕府の命により、血統の絶えた林家を相続し、林家中興の祖と称される。幕府教学行政に...
はらだ‐けいきち【原田慶吉】
[1903〜1950]法学者。兵庫の生まれ。東大教授。ユスティニアヌス法典やハムラビ法典の研究で知られる。著作に「楔形(くさびがた)文字法の研究」「ローマ法」など。
ば‐せんざん【馬占山】
[1885〜1950]中国の軍人。吉林省の人。字(あざな)は秀芳。馬賊出身。満州事変後、日本と妥協し満州国初代軍政部総長となったが、脱出し反満抗日戦を指導、敗れてソ連領に脱出。1933年上海に帰...
バリニャーノ【Alexandro Valignano】
[1539〜1606]イタリアの宣教師。イエズス会の東洋巡察使として1579年(天正7)から1598年(慶長3)にかけて3回にわたって来日。大友宗麟(おおともそうりん)ほか九州諸大名を教化。また...
ぱきん【巴金】
[1904〜2005]中国の小説家。四川省成都の人。本名は李尭棠(りぎょうとう)。字(あざな)は芾甘(ふっかん)。巴金は筆名で、バクーニンとクロポトキンからとったもの。フランス留学後、上海で文学...