く‐ようだつ【孔穎達】
[574〜648]中国、唐の学者。衡水(こうすい)(河北省)の人。字(あざな)は仲達。諸経・算暦に通じ、国子祭酒を経て、太子の侍講となる。太宗の命で「五経正義」「隋書」を編纂(へんさん)。くえい...
けい‐こう【荊浩】
中国、唐末五代の画家。字(あざな)は浩然。号、洪谷子(こうこくし)。水墨山水画に独自の境地を開き、北画中興の祖といわれた。著と伝える「筆法記」がある。生没年未詳。
けい‐こう【嵆康】
[223〜262]中国、三国時代の魏の思想家。譙国(しょうこく)銍(ちつ)(安徽(あんき)省)の人。字(あざな)は叔夜。竹林の七賢の一人で、自然を尊び、礼教に批判的な言辞を多く残している。琴の名...
げい‐さん【倪瓚】
[1301〜1374]中国、元末の画家・詩人。無錫(むしゃく)(江蘇省)の人。字(あざな)は元鎮。号、雲林など。元末四大家の一人。簡略な描法による閑寂の趣をたたえた山水画様式は蕭散体(しょうさん...
げん‐こうもん【元好問】
[1190〜1257]中国、金末・元初の詩人。太原(山西省)の人。字(あざな)は裕之。号、遺山。金代最高の詩人とされ、当時の詩を集めた「中州集」を編集。詩文集「元遺山先生集」。
げん‐せき【阮籍】
[210〜263]中国、三国時代の魏の思想家・文人。陳留(河南省)の人。字(あざな)は嗣宗。竹林の七賢の一人。酒を好み、礼法を無視し、白眼・青眼の故事で有名。老荘の学を好み、「達荘論」「大人先生...
こう‐し【孔子】
[前552〜前479]中国、春秋時代の学者・思想家。魯(ろ)の陬邑(すうゆう)(山東省曲阜(きょくふ))に生まれる。名は丘(きゅう)。字(あざな)は仲尼(ちゅうじ)。諡(おくりな)は文宣王。早く...
こうしょう【洪昇】
[1645〜1704]中国、清初の劇作家。銭塘(せんとう)(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は昉思(ほうし)。号、稗畦(はいけい)。唐の玄宗と楊貴妃(ようきひ)の物語に取材した「長生殿」は...
こう‐じゅんけん【黄遵憲】
[1848〜1905]中国、清(しん)末の詩人・外交官。広東省嘉応州の人。字(あざな)は公度。初代駐日公使の書記として来日しており、日本の政治家・文人と交わり、日本研究を行った。また、詩文に優れ...
こう‐せん【黄筌】
[?〜965]中国五代、蜀(しょく)の画家。成都(四川省)の人。字(あざな)は要叔。花鳥画を得意とし、黄氏体を創始。