あいしんかくら【愛新覚羅】
《満州語のアイシンギョロに漢字を当てたもの。アイシンは金の意、ギョロは旧家であることを示す》中国、清朝王室の姓。
いしかわ‐くらじ【石川倉次】
[1859〜1944]教育家・点字開発者。遠江(とおとうみ)の人。小学校の教員を経て東京盲唖(もうあ)学校に勤務。ブライユ式の点字を翻案して、日本語の五十音を表す日本式の点字を完成させた。その後...
こが‐せいり【古賀精里】
[1750〜1817]江戸後期の儒学者。肥前の人。名は樸(すなお)。字(あざな)は淳風。陽明学・朱子学を学び、藩校を経て昌平坂学問所教授となる。柴野栗山・尾藤二洲とともに、寛政の三助と称された。...
こ‐けんせい【顧憲成】
[1550〜1612]中国、明の政治家・学者。無錫(むしゃく)(江蘇省)の人。字(あざな)は叔時。神宗に仕えたが、免官され帰郷。弟の允成(いんせい)・高攀竜(こうはんりゅう)とともに東林書院を復...
ご‐けいし【呉敬梓】
[1701〜1754]中国、清(しん)初の文学者。安徽(あんき)省全椒(ぜんしょう)の人。字(あざな)は敏軒(びんけん)、号は文木(ぶんぼく)。著作「儒林外史(じゅりんがいし)」は風刺小説の源流...
ご‐こう【呉広】
[?〜前208]中国、秦末の農民反乱の指導者。陽夏(河南省)の人。字(あざな)は叔。陳勝とともに反乱を起こしたが、秦軍に大敗、部下に殺された。
ご‐さんけい【呉三桂】
[1612〜1678]中国、明末・清初の武将。遼東(りょうとう)(遼寧省)の人。字(あざな)は長白。明末に遼東総兵として山海関を守ったが、李自成(りじせい)が北京を陥れると清に降り、清の中国統一...
ご‐しょうおん【呉承恩】
[1500ころ〜1582ころ]中国、明末の小説家。山陽(江蘇省)の人。字(あざな)は汝忠(じょちゅう)。号は射陽山人。官途に絶望して著述に専心。「西遊記」の作者とされる。
ご‐しょうせき【呉昌碩】
[1844〜1927]中国、清末近代の文人画家。安吉(浙江(せっこう)省)の人。名は俊卿(しゅんけい)。昌碩は字(あざな)。号、缶廬(ふろ)・苦鉄など。花卉(かき)画・山水画を得意とし、また篆刻...
らい‐くにとし【来国俊】
鎌倉後期の刀工。国行の子。来派の代表者。銘に「国俊」の2字のものと、来を冠した3字のものとがあって作風も異なるため、同人説・別人説の両方がある。生没年未詳。