アトキンソン【Robert William Atkinson】
[1850〜1929]英国の化学者。明治7年(1874)東京開成学校に招かれて来日。のち東京大学理学部教師として、日本の化学の育成に貢献。日本酒の醸造過程の研究でも知られる。著「日本醸酒編」。
アドラー【Alfred Adler】
[1870〜1937]オーストリアの精神医学者。精神異常の原因を性的異常に求めるフロイトの説に反対し、過度の優越への欲求が原因であると主張。
アドルノ【Theodor Wiesengrund Adorno】
[1903〜1969]ドイツの哲学者・社会学者・美学者。ナチスに追われて米国に亡命。著「権威主義的パーソナリティー」でファシズムを分析。帰国後、フランクフルト大学教授。人間疎外などに悩む近代文明...
アナクサゴラス【Anaxagorās】
[前500ころ〜前428ころ]古代ギリシャの哲学者。万物の根底をなす無数の元素をスペルマタ(種子)と名づけ、その混沌(こんとん)状態にヌース(精神・理性)が運動を与えて、秩序ある世界が形成された...
アナクシマンドロス【Anaximandros】
[前610ころ〜前547ころ]古代ギリシャの哲学者。万物の根源は不生不滅で永遠に運動するアペイロン(無限なるもの)であり、このアペイロンから無数の世界が生成すると説いた。
アナクシメネス【Anaximenēs】
[前585ころ〜前528ころ]古代ギリシャの哲学者。万物はその根源としての空気の濃厚化と希薄化とによって生成すると説いた。
あねざき‐まさはる【姉崎正治】
[1873〜1949]宗教学者・評論家。東大教授。京都の生まれ。号は嘲風(ちょうふう)。著「宗教学概論」「切支丹伝道の興廃」など。
アフマド‐イブン‐ハンバル【Ahmad Ibn Hanbal】
[780〜855]イスラム法学者・伝承学者。スンニー派四法学派の一、ハンバリー派の祖。
あべ‐しょうおう【阿部将翁】
[?〜1753]江戸中期の本草学者。盛岡の人。通称、友之進。幕命により、全国の薬草を調査。主著「採薬使記」。
あべ‐じろう【阿部次郎】
[1883〜1959]哲学者・評論家。山形の生まれ。夏目漱石の門下。個人主義的理想主義を追求。著「三太郎の日記」「倫理学の根本問題」「人格主義」など。