スラッファ【Piero Sraffa】
[1898〜1983]英国の経済学者。イタリアの生まれ。マーシャルを批判して不完全競争理論の確立に影響を及ぼし、新古典学派にかわる基礎理論を提示した。
せい‐しょうなごん【清少納言】
平安中期の女流文学者。本名未詳。父は清原元輔(きよはらのもとすけ)、曽祖父は深養父(ふかやぶ)。正暦4年(993)ごろから一条天皇の中宮定子に仕え、和漢の学才をもって寵を受けた。随筆「枕草子」、...
せきぐち‐りきち【関口鯉吉】
[1886〜1951]天文・気象学者。東京の生まれ。気象学に天文学的測定法を導入、富士山頂の気象観測を開始した。東大教授・中央気象台長・東京天文台長を歴任。著「太陽」「天体物理学」など。
せき‐たかかず【関孝和】
[1640ころ〜1708]江戸前期の数学者。上野(こうずけ)の人。関流和算の祖。中国の天元術を改良して新しい算法を創造、帰源整法と命名。著「発微算法」。
せきね‐まさなお【関根正直】
[1860〜1932]国文学者。江戸の生まれ。有職故実に精通し、「古事類苑」の編纂(へんさん)に尽力。著「装束甲冑図解」「宮殿調度図解」など。
せき‐はじめ【関一】
[1873〜1935]社会政策学者・都市行政家。静岡の生まれ。東京高等商業学校教授、大阪市長、貴族院議員などを歴任。社会政策を研究したが、招かれて大阪市助役・市長を務め、大阪港整備、市営住宅・公...
セクストス‐ホ‐エンペイリコス【Sextos ho Empeirikos】
《経験家セクストス、の意》2〜3世紀のギリシャの哲学者・医者。ピュロンの流れをくみ、ギリシャ懐疑派最後の哲学者といわれる。著「ピュロン派哲学概要」など。生没年未詳。
セグレ【Emilio Gino Segrè】
[1905〜1989]米国の物理学者。イタリア生まれ。1938年渡米。テクネチウムを人工的につくり、プルトニウムなどを発見。第二次大戦中は原爆計画に参加。O=チェンバレンとともに反陽子を発見し、...
セネカ【Lucius Annaeus Seneca】
[前4ころ〜後65]ローマのストア学派の哲学者。スペインのコルドバの生まれ。皇帝ネロに仕えたが、のちに謀反の疑いを受け、命令によって自殺した。常に道義を説き、実践哲学を主張。著「対話篇」「自然問...
セミョーノフ【Nikolay Nikolaevich Semyonov】
[1896〜1986]ソ連の物理化学者。気体反応のメカニズムを研究し、爆発現象における連鎖反応を解明した。1956年、ノーベル化学賞受賞。