リップス【Theodor Lipps】
[1851〜1914]ドイツの心理学者・哲学者。認識論・論理学・倫理学・美学は意識体験を確定する記述的心理学の基礎の上に築かれるべきだと主張。特に、美意識や他我認識における感情移入の意義を強調し...
リトレ【Maximilien Paul Émile Littré】
[1801〜1881]フランスの哲学者・言語学者。コントの弟子で、実証主義の普及に努めた。また、「リトレ辞典」とよばれる「フランス語大辞典」4巻、補遺1巻を編集。
りゅう‐あん【劉安】
[前179〜前122]中国、前漢の学者。漢の高祖の孫。淮南(わいなん)王。学者数千人を招いて「淮南子(えなんじ)」を編纂(へんさん)。のち、謀反が発覚して自殺。
リーキー【Louis Seymour Bazett Leakey】
[1903〜1972]英国の古生物学者・人類学者。ケニア生まれ。1931年以来タンザニアのオルドバイ渓谷で発掘を続け、59年にアウストラロピテクス‐ボイセイを発見したほか、多数の霊長類化石を発見...
ルナン【Joseph Ernest Renan】
[1823〜1892]フランスの思想家・宗教家。実証主義に立って聖書を文献学的に研究し、キリスト教の歴史科学的研究を行った。著「キリスト教起源史」など。
レイリー【John William Strutt Rayleigh】
[1842〜1919]英国の物理学者。古典物理学の全分野にわたり理論・実験の両面で研究。音響学・弾性波に業績を残し、熱放射に関するレイリージーンズの放射法則を導いた。同じ英国の化学者ラムゼーとと...
レビ‐ブリュール【Lucien Lévy-Bruhl】
[1857〜1939]フランスの哲学者・社会学者。デュルケームの影響を受け、道徳の実証的研究を提唱。のち、未開民族の心性や思考を研究した。著「道徳と習俗学」「未開社会の思惟」など。
ロエスレル【Karl Friedrich Hermann Rösler】
[1834〜1894]ドイツの法学者・経済学者。1878年(明治11)外務省に招かれて来日、のち内閣顧問。明治憲法の制定のほか民法・商法の制定にも貢献。1893年帰国。レースラー。
ロモノーソフ【Mikhail Vasil'evich Lomonosov】
[1711〜1765]ロシアの科学者・文学者。質量不滅の法則を発見するなど、広い分野で多くの業績がある。また、ロシア文語の先駆者で、作詩理論を発展させ、頌詩(しょうし)・詩劇などの作品も残した。
わだ‐ひでまつ【和田英松】
[1865〜1937]国史学者・国文学者。広島の生まれ。史料編纂官となり、「古事類苑」の編纂に尽力。著「官職要解」「本朝書籍目録考証」「栄花物語詳解」。