ポター【Helen Beatrix Potter】
[1866〜1943]英国の児童文学者。友人の子供に宛てた絵入りの手紙が、1902年に「ピーターラビットのおはなし」として出版される。その後もウサギやリスなどを主人公とする童話を多く作った。
ホッブズ【Thomas Hobbes】
[1588〜1679]英国の哲学者・政治思想家。自然主義・唯物論・唯名論の立場に立つ。政治論では、社会の自然状態を「万人の万人に対する戦い」ととらえ、人間は、相互に契約を結んで一つの意志に服従す...
ほづみ‐しげとお【穂積重遠】
[1883〜1951]法学者。東京の生まれ。陳重(のぶしげ)の長男。東大教授。身分法の研究に業績を残した。第二次大戦後、最高裁判所判事。著「親族法」「相続法」など。
ホフマン【Albert Hofmann】
[1906〜2008]スイスの化学者。幻覚剤LSDの開発で知られる。マジックマッシュルームの幻覚性成分の特定にも成功した。
ほりえ‐としゆき【堀江敏幸】
[1964〜 ]小説家・フランス文学者。岐阜の生まれ。「熊の敷石」で芥川賞受賞。評論や翻訳書も多い。他に「おぱらばん」「雪沼とその周辺」など。
ぼたんか‐しょうはく【牡丹花肖柏】
[1443〜1527]室町中期の連歌師・歌人。公家の中院通淳(なかのいんみちあつ)の子。別号、夢庵・弄花軒。和歌を飛鳥井雅親(あすかいまさちか)に学び、連歌を宗祇(そうぎ)に師事して古今伝授を受...
ボッカチオ【Giovanni Boccaccio】
[1313〜1375]イタリアの作家・人文学者。ルネサンス期の代表的作家の一人で、短編小説集「デカメロン」は近代散文小説の先駆とされる。ほかに、小説「フィローコロ」など。ボッカッチョ。
ボルツマン【Ludwig Boltzmann】
[1844〜1906]オーストリアの理論物理学者。気体分子運動論を研究し、エントロピーの増大は単なる力学的法則ではなく確率的法則であることを明らかにして、統計力学の基礎を作った。
ボルテール【Voltaire】
[1694〜1778]フランスの小説家・啓蒙思想家。本名、フランソワ=マリ=アルーエ(François-Marie Arouet)。百科全書派の一人で、理性と自由を掲げて専制政治と教会を批判、狂...
ポッパー【Karl Raimund Popper】
[1902〜1994]オーストリア生まれの英国の哲学者。科学方法論を「反証可能性」の理論によって展開。また、漸次的な社会工学の理念を提起した。著「科学的発見の論理」「歴史主義の貧困」など。ポパー。